小城羊羹初祖の村岡総本舗が
シベリアを作りました。
カステラで羊羹を挟んで食べる
昔懐かしい菓子「シベリア」。
長崎・佐賀を通じて、
各地へ伝わったカステラと羊羹。
どちらも九州では馴染みある菓子でありながら、
そのふたつで作られる「シベリア」は
九州では見かけることが
ほとんどない謎の多き菓子。
そんなシベリアを
羊羹やカステラを長年作り続けてきた
村岡総本舗が作るとしたら。
好奇心と味へのこだわりから
見た目も味わいも違う
2種類のシベリアが生まれました。
村岡総本舗謹製「シベリア」の特徴
伝統的な「長崎カステラ」を使用した、
昔ながらの「三角シベリア」と、
しっとりした柔らかい優しい甘さが特徴の
「ポルトガル風バターカステラ」を使用した「丸形シベリア」。
従来のシベリアは羊羹をカステラで挟んだものですが、
それぞれのカステラに合わせて選んだ自家製餡を
羊羹とカステラの間に挟み5層にすることで
より柔らかな食感と、味と香りの広がりをお楽しみいただけます。
肥前の銘菓、羊羹とカステラ。新たな発想を加えて生まれ変わった、
村岡総本舗謹製「シベリア」を是非お楽しみください。
素材へのこだわり
餡
手間暇かけた
羊羹屋の「自家製餡」。
村岡総本舗の餡は手間暇かけた北海道産の小豆を使用した自慢の「自家製餡」。そう、私たちの羊羹づくりは餡づくりからスタートします。小豆本来の豊かな風味と味わいを引き出すために、伝統の練り製法で変わらずつくり続けています。
餡を製造する上で、大事となるのは水。名水100選にも選ばれた天山水系のおいしい水で造った餡は、キレのあるスッキリとした甘さに仕上がります。
羊羹
外側はシャリ、
中はふわっと柔らかい羊羹。
外側は砂糖のシャリ感があり、中はやわらかい口当たりの羊羹。まるで薄氷のような砂糖衣に包まれているよう。この口当たりの秘密は、創業以来の伝統製法「切り羊羹」。現代の充填式羊羹では再現の難しい、手間暇かかった自慢の羊羹です。
また、歯触りなめらかでとろける味わいを演出するのは原料である寒天。
糸寒天と角寒天の2種類を用いることで硬軟のバランスを調整しています。
村岡総本舗の歴史
村岡総本舗は明治の創業から120年余り、
羊羹をはじめとした菓子文化と向き合ってきました。
長崎の出島に伝わった砂糖は、長崎街道周辺に伝わり、
次第に街道沿いに菓子文化が広がりました。
古来、日本にとって海外文化の入り口だった九州は銘菓の宝庫。
だからこそ、シベリアは九州で作られるのが自然だったのかもしれません。
年表
- 明治32年2月
- 村岡安吉、母クニと共に羊羹製造を開始。
- 大正11年
- 衛生的見地と需要増大により機械導入、大量生産を計る。
- 昭和15年
- 全国自家製餡組合(後の全国銘産菓子工業協同組合)13店の1として設立に参加
- 昭和18年
- 当店「海の誉」と東京とらや「海の勲」が銘菓として海軍に納入。
- 昭和24年5月
- 資本金500千円にて有限会社村岡本店を設立。村岡安吉取締役社長、村岡安夫専務取締役に夫々就任。
- 昭和26年1月
- 村岡安夫九州銘菓協会会長に就任
- 昭和27年2月
- 村岡安吉小城羊羹協同組合理事長に就任
- 昭和32年1月
- 株式会社村岡総本舗に商業組織変更。村岡安吉取締役会長となり村岡安夫代表取締役に就任。
- 昭和32年10月
- 蘭国海軍武官カッテンディーケ指導以来長崎三菱造船所百周年記念品一万六千箱納品。
- 昭和38年12月
- 村岡安夫小城羊羹協同組合理事長に就任。
- 昭和59年3月
- 本店隣に村岡総本舗羊羹資料館開館。
- 昭和62年10月5日
- 村岡安廣代表取締役に就任。
- 平成9年6月
- 村岡総本舗羊羹資料館が、国の有形文化財に登録。
- 平成11年5月
- 村岡安廣小城羊羹協同組合理事長に就任。
- 平成17年11月
- 村岡総本舗本店及び村岡総本舗羊羹資料館が「22世紀に残す佐賀県遺産」に指定。
- 平成18年5月
- 村岡安廣全国銘産菓子工業協同組合理事長に就任。
- 平成19年11月
- 小城市小城町941に一貫生産、高度な衛生施設としての新小城工場建設、移動。
シベリアのお買い求めは
村岡総本舗オンラインショップからどうぞ。
- ※※丸シベリアと三角シベリアはご予約の必要がございます。詳しくは購入ページをご覧下さい。
- ※表記価格は全て税込です。