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◆村岡総本舗だより◆
2011年 10月号 No.121
毎月一回発行の和菓子の情報誌です。一人でも多くの方に村岡総本舗の考えを
理解していただければ幸いです。
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神無月の10月、天高く馬肥ゆる秋となりました。
菓子の季節到来となり、いよいよ来月11月1日より6日まで福岡県太宰府市の
九州国立博物館において九州銘菓協会60周年記念展が開催されます。
九州銘菓協会が昭和26年創設され本年平成23年に60周年を迎えることを記
念する催事であり、九州国立博物館ミュージアムホールにて展示、エントランス
ホールにて即売が行なわれます。
昭和25年11月戦後の物資統制の時代に東京日本橋三越百貨店において初の
全国銘菓展が開催されました。この盛況に刺激され、福岡市岩田屋百貨店でも九
州銘菓展を催すこととなり、そのために昭和26年九州銘菓協会が設立されまし
た。
九州各県の銘菓店が揃い、会長には村岡安夫村岡総本舗前社長が選出され、村
岡安夫前社長はその後三十年以上に亘り会長職を務めました。
初期の九州銘菓展は福岡市岩田屋百貨店にて開催され盛況を呈しましたが、昭
和四十年代には菓子の多様化等により福岡市における開催は中止され、昭和五十
年代熊本市岩田屋伊勢丹百貨店にてこの行事が継続されその後阪神百貨店に引き
つがれました。熊本市における約三十年の九州銘菓展も諸般の事情により中断と
なりましたが、六十周年記念行事としてようやく記念展が行なわれるところとな
ったのです。
菓子伝来の地であり、シュガーアイランドといわれる九州には数多くの伝統菓
子が存在し、今なお多くの人々に愛好されています。九州国立博物館における6
0周年記念展に寄せられる期待は大きく、世界一の菓子消費国である日本、そし
てその源泉となった九州の菓子文化がこのような形で紹介されることは画期的で
あり、意義深いものがあります。
メールマガジン次号の特集では九州銘菓協会60周年展直前の情報をお送りする
予定です。
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目次
・特集「櫻岡」
・「肥前の菓子 シュガーロード長崎街道を行く」のご案内
・「羊羹のおいしさ」講座のご案内
・「お客様の広場」
・今月の菓子
・直営店での催し物の御案内
・各地催し物の御案内
・「とらやき宗歓」アンケート9月の当選者発表
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★ 特集「櫻岡」
羊羹のふるさと小城は桜の名所百選にも指定されています。
桜の名所の小城公園は明治中期佐賀県初の公園法による公園となり、先年国の歴
史公園百選にも選ばれました。
小城鍋島藩初代元茂と二代直能は佐賀平野西北の天山のふもとにあった古墳の
北に館をつくり、小城藩の中心としました。
古墳には桜を植え周辺を含め中国式庭園とし、この庭園が現在小城公園として
生かされています。
二代直能により作成された歌集八重一重「別名:海外飛香」には後西院御製の和
歌、〔咲く花にましる岡べの松の葉はいつとなきしも色を添えつつ〕が採録され
ています。この和歌が刻まれた小城公園の岡の最も高いところの石碑は、明治の
書聖といわれた小城出身の中林梧竹の作品です。
小城公園の東には桜岡小学校がありその西南に同じく中林梧竹筆の「櫻岡公園」
の石碑が残されています。
櫻岡と称されてきた古墳は、有楽院茶道の茶筅塚が岡の上に建立されているこ
とから「茶筅塚古墳」と言われています。
明治初期小城の地に羊羹業が始まり、明治末年には櫻羊羹が生まれたとされて
います。
これらの伝統に因み、羊羹のふるさと小城ならではの煉羊羹(切り羊羹)の伝
統を生かし「櫻岡」を創製しました。五種(本煉、紅煉、小倉、挽茶、きびざと
う)の本格的煉羊羹を小分けし、それぞれの味わいをお楽しみいただきたく企画
し制作いたしました。
日持ちが短く、製造日も限定されておりますが、伝統の煉羊羹に親しむ道しる
べとして御愛用いただきたく御案内申し上げます。
「櫻岡」 一箱 1,575円(税込)
内容:本煉2個、紅煉2個、小倉2個、挽茶2個、きびざとう1個
計9個詰
賞味期間:13日間(5~9月)
18日間(4・10月)
20日間(11~3月)
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★「肥前の菓子 シュガーロード長崎街道を行く」のご案内
弊店社長・村岡安廣の著作「肥前の菓子」が佐賀新聞より発売されております。
長崎街道は菓子の技術が伝わった道として、「シュガーロード」とも呼ばれてい
ます。著者は研究のため、年月をかけて佐賀、日本はもちろん、ポルトガル、ス
ペイン、韓国、中国、タイなど多くの国々を訪れています。ぜひご一読下さい。
価格1,000円(税込)
佐賀県内の書店、村岡総本舗直売店で販売しております。
メールでのご注文も受け付けております。お名前、ご住所、お電話番号、冊数を
ご記入の上、下記までご連絡下さい。
(送料1冊580円、冊数により違ってきます。)
info@muraoka-sohonpo.co.jp
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★「羊羹のおいしさ」講座のご案内
「羊羹のおいしさ」について実際に試食していただきながら、豆の違い、寒天
の違い、砂糖の違いによって味がどう違うのか確かめて頂くセミナーです。
●佐賀総本店
開 催 日 時 :10月10日(月)・11月13日(日)
12月 3日(土)・ 1月22日(日)
開 始 時 刻 :午前10時
定 員 :20名
参 加 費 用 :無 料
所 要 時 間 :60分
場 所 :
●福岡店
開 催 日 時 :10月22日(土)・11月23日(水)
12月17日(土)・ 1月21日(土)
開 始 時 刻 :午前10時
定 員 :12名
参 加 費 用 :無 料
所 要 時 間 :60分
場 所 :福岡店 福岡市中央区浄水通り4-18
※開催日の2日前までにご予約をお願いいたします。
予約電話番号:0952‐31‐2131
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★「お客様の広場」
今回もホームページ上よりお買い上げいただいたお客様と、店頭でアンケート
に答えていただいたお客様のご意見を掲載いたします。
ありがたいご意見を数多くいただき、本当に感謝いたしております。
ご協力ありがとうございました。
「毎年県外の知人に佐賀の菓子を送っていますが、先方では宗歓(とら焼)が
特にお気に入りで、今夏もやっぱり村岡総本舗さんより送ってもらいました。」
(佐賀県・女性)
「熊本のデパートには櫻羊羹が置いてないので、佐賀に来たら必ず買います。
美味しいから。」
(熊本市・前田様)
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★今月の菓子
●「栗きんとん羊羹」(10月限定・季節の棹物)
小豆を一切使わず、羊羹の部分も栗で作られた秋ならではのぜいたくな
一品です。大きな栗粒とともにお楽しみ下さい。
・定価 2100円、1365円(通信販売可) ・賞味期限 10日間
・販売期間 10月
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/category/010_kurikinton.html)
●「麦と栗」
素朴な味わいの白餡と麦こがしの皮、ひと粒栗の三種類のハーモニーは
多くの方々から好評を得ています。季節限定商品です。
・定価 210円(通信販売不可)・賞味期間 6日間
・販売期間 通年
●「菓悦」
秋の代表的な味覚である栗一粒を桃山生地で包み焼き上げました。
栗好きな方に好評の抹茶にもよく合う菓子です。
・定価 294円(通信販売可) ・賞味期間 12日間
・販売期間 通年
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/kaetsu.html)
● 「栗大福」(季節の朝生)
栗の風味と求肥(ぎゅうひ)独特の食感。小倉あんのおいしさを一度に
味わえる贅沢な秋ならではの一品です。
・定価 158円 ・賞味期間 2日間
・販売期間 9月~11月
● 「延年菊」(上生菓子)
紅色の練切で白餡を包み菊花の型に押して仕上げました。菊は香り高く
気品があるので邪気を払い寿命を延ばすと伝えられています。
・定価 231円 ・賞味期間 当日限り
・販売期間 10月
商品のご注文、お問い合わせは下記の方までお願いいたします。
また、これらの商品がない店舗も一部ございますのでご了承ください。
ホームページ http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
mail info@muraoka-sohonpo.co.jp
フリーダイアル 0120-35-8057(午前8時~午後8時)
FAX 0952-37-3191
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★直営店での催し物の御案内
10月 1日(土) 福岡店秋の収穫祭(午前10時~午後7時)
・女性に特に人気で今の時期にぴったりの「パイまんじゅう気球船」の販売
・店内商品1,050円以上お買い上げのお客様に小型小城羊羹(2本入)進呈
・季節の棹物「栗きんとん羊羹」や「麦と栗」など季節菓子の販売
・小倉の餡に栗が入った「栗羊羹」のご試食と抹茶の無料サービス
10月 8日(日)小城駅前店感謝祭(午前9時~午後6時)
・案内はがきをお持ちの方に小さくても本格的で賞味期間も長い「小型小城羊
羹(2本入り)」を無料進呈
・季節の棹物「栗きんとん羊羹」や「麦と栗」など季節菓子の販売
・店内商品1,050円以上お買い上げのお客様に金券進呈
・特製切り羊羹実演(午前10時・午後3時)
・小倉の餡に栗が入った「栗羊羹」のご試食と抹茶の無料サービス
とら焼き宗歓四個付けキャンペーン日程
10月15日(土)・16日(日) 鳥栖店(午前8時~午後8時)
10月23日(日) 小城地区 小城本店・小城中央店(午前8時~午後8時)
小城駅前店(午前9時~午後6時)
10月29日(土)多久店・白石店(午前8時~午後8時)
・とら焼き宗歓4個付けキャンペーンでは、店内商品1,050円以上お買い上げの
お客様に『とら焼き宗歓』4個無料進呈
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★ 各地催し物の御案内
「特製切り羊羹」、「栗羊羹」、「とら焼き宗歓」、「丸ぼうろ」、「極上羊羹
心・愛・和」 をお持ちする予定です。
・10月 5日~10月11日 宮崎山形屋 (TEL 0985-31-3111)
・10月 5日~10月11日 横浜高島屋 (TEL 045-311-5111)
・10月12日~10月18日 近鉄松下百貨店(TEL 0834-21-5000)
・10月12日~10月18日 小田急町田店 (TEL 042-727-1111)
・10月18日~10月24日 大宮高島屋 (TEL 048-643-1111)
・10月22日~10月29日 トキハわさだ (TEL 097-586-1111)
・10月26日~10月31日 玉川高島屋 (TEL 03-3709-3111)
・10月26日~11月 1日 日本橋高島屋 (TEL 03-3211-4111)
・10月27日~11月 2日 東武船橋 (TEL 047-425-2211)
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★とらやき宗歓アンケート9月の当選者
直営店や東京、大阪での催し物でお買い上げいただいたお客様に差し上げている
アンケートはがきの当選結果です。今回も8月31日までに、アンケートに答えら
れた方を対象とさせていただきました。
「とらやき宗歓」(1113円相当分)を10名様にプレゼントさせていただきます。
おめでとうございます。
荒木千鶴様(福岡市) 岩永和広様 (東彼杵郡)
溝口直美様(杵島郡) 財津龍二様 (福岡市)
濱村宜弘様(唐津市) 三浦伊都子様(唐津市)
松田由美様(福岡市) 松永麻由様 (佐賀市)
浜田節子様(佐賀市) 前田志津子様(熊本市)
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★ お願い
おかげさまで「村岡総本舗便り」は登録者数が約2000名となりました。
また、店舗でお渡ししている「ダイジェスト版」のほうも9月は約11100名の方に
お渡しができ、本当にありがたく存じます。一人でも多くの方に和菓子のすばら
しさを知っていただければと思っておりますので、和菓子にご興味がある方には
ぜひ下記のアドレスをお知らせください。
すぐにご登録いただけます。
http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/mailmagazine.html
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★福岡空港をご利用の皆様へ
博多大丸エアポートショップで「特製羊羹(1本 1260円)」(価格税込みです)が
お買い求めになれます。
第一ターミナル、第二ターミナル2階の岩田屋で「小城羊羹(2本入1575円・3本入
2310円)・小型小城羊羹(5本入672円・8本入1050円・12本入1575円)」(税込み
価格)がお買い求めになれます。
販売店は下記を御参照ください
博多大丸エアポートショップ
(http://fukuoka.e-machi.ne.jp/109389/)
福岡空港第2ターミナル
(http://shop.fuk-ab.co.jp/store/shop/details/shop_detail59.html)
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◆村岡総本舗だより◆
提供・発行:(株)村岡総本舗 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
本店・羊羹資料館 佐賀県小城市小城町861
TEL 0952-37-3173(代)
0120-35-8057
FAX 0952-37-3191
※本誌に関する御意見・御感想・などのお問い合わせ先
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※当メールマガジンに掲載された記事を使用される場合は、メールにて一言お
申し付けください。
※本誌のご解約は、「メールマガジン不要」と書いてinfo@muraoka-sohonpo.co.jpまで
お送り頂くか、ホームページ(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp)にて
解約して頂きますようお願い致します。