羊羹の産地として知られる小城は古代より歴史の宝庫であり、中世関東の豪族千葉氏によって肥前(佐賀県、長崎県)の中心を担った時代がありました。千葉氏の養子として、十年間小城に居住した佐賀鍋島藩祖鍋島直茂は、幕藩体制の下で小城藩七万三千石を孫鍋島元茂に与え、江戸時代においても門前町城下町小城の伝統は受けつがれました。
南北朝時代に相模国(さがみのくに)鎌倉から肥前に移ったとされる村岡家は小城藩に仕え、代々米穀商を営みました。藩政時代、千葉氏城下町の中心であった北浦、吉田、横町を担当し、地域の拠点となったとされています。伝統菓子の元となる穀類等の情報は古くから村岡家に伝えられてきました。
日本人の知恵が集まりできあがった食文化のひとつ、羊羹が小城の自然風土ととけあってさらに多くの方々に愛好されるよう願いつつ、羊羹づくりを続けております。ここに羊羹、村岡総本舗の由来を略記し皆様方の平素の御愛顧に感謝申し上げますと共に、この上とも幾久しくお引き立ての程お願い申し上げます。
村岡総本舗店主敬白
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