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◆村岡総本舗だより（パソコンEメール版）◆
令和6年 6月号 Ｎｏ.273
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食の人間国宝への道！！
ようかんのふるさと小城(おぎ)は清流の蛍の乱舞がピークを迎えます。
豊かな水の恵みが小城における様々な食文化を育くみ伝統食が脈々と受けつがれています。
令和６年５月４日全国の新聞紙上で伝統的食文化の功労者を顕彰する制度を文化庁が創設す
ることが報道されました。
料理人らの社会的地位の向上を図り、担い手確保につなげる。芸術性や技術力、文化継承へ
の貢献度を評価し、将来の人間国宝(重要無形文化財保持者)の候補者とする方針。
…中略…
文化庁は「遅くとも３年以内に制度の運用を始めたい」としている。
これまで光が当たらなかった食文化にようやく朗報がもたらされましたが、制度の創設は専
門調査会の委員選定からスタートするとされ、果たして専門家の選定がスムーズに進行し人間
国宝への道が開けるかが課題となるといわれています。
村岡総本舗は２０１５年イタリア・ミラノで開催された世界初の食の萬国博覧会に出展しま
した。その前年に認定を受けた「本場の本物」(全国の伝統食の存続を目的とした農林水産省
食品産業センター選定による)の一員として日本パビリオンでの１５回のワークショップの内
２回を担当し、佐賀県小城における伝統製法の羊羹の製法とあじわいをモカコーヒーとの組み
合わせで紹介することができました。イタリアはじめヨーロッパ各地からのワークショップ
参会者は、この絶妙な伝統菓子のあじわいに感動し、村岡総本舗の様々な資料や包装に至るま
で全てを持ち帰ったウィーンからの若い教育者の写真が残されています。
ミラノは食文化レベルの高い都市といわれ、外国の多様な料理がもたらされてきました。
寿司ブームも世界の他の都市同様で、本格的な日本の寿司が他の和食とともに高く評価されて
います。
日本パビリオンでは京都の会席料理が、毎日空輸で運ばれる新鮮な魚や野菜を中心として供
され、昼食夕食の予約で毎日満席の盛況でありました。日本の高級ホテルの和食よりも高価格
な食事をミラノの人々が受け入れていたことで、この地の食のレベルの高さが感じられました。
萬国博の折、ミラノから西へ車で２時間の山村に世界のスローフード運動の事務局があり訪
問しました。ここでは日本でも食することができる普通のイタリア料理が供されていました。
日本と同様に素材中心でありましたが、印象としては日本の精進料理のような伝統的な菜食文
化は、世界の中でもさらに先進的であると感じられました。
世界初の食の萬国博覧会では様々に収穫があり、とりわけ本格的なコーヒーと赤い小豆の羊
羹の取り合わせは絶妙であることを、ヨーロッパの人々にアピールすることができました。
ところがこの博覧会は萬国博、世界博ではなくイタリア博と思われるほどに世界の食を体験
することができなかったのです。
原因はイタリアをはじめとするヨーロッパ各国の食における流通規制の壁の高さでありまし
た。食品の扱いが厳格で、添加物は元より包装や扱いに至る様々な規制があり、各国のレスト
ランの出店も少なく、知る限りでは日本の会席料理、韓国の宮廷料理のほかは、イタリア以外
の国々の本格的伝統料理は見当たりませんでした。加えて各国の名産品も規制によりあまり販
売されておらず。チョコレートはじめとした菓子分野もイタリア以外は寂しい状況でありまし
た。当然各国の食の情報誌などはあまり見当たらず、専門家のワークショップなども目立つ状
況ではなかったようです。
このような食文化とりわけ伝統食分野での資料や情報はまとまったものが少なく、今後構築
すべき状況のようです。
人間国宝制度に合致する食文化情報の構築はこれからでありますが、少子化、人口減、後継
者不足の今日、早急に進行すべき課題であると思われます。
今回この欄を通じて伝統菓子愛好者の方々にお伝えしたいことは、伝統食についてのよりい
っそうのご理解をいただきたいという思いです。
昨今のテレビ番組は、ようやくスーパーフードなる身体の健康を促進するインドネシアやフ
ランスの伝統食、そして身体に効能のある「おいしさ」が紹介されるところとなっています。
西洋食の油の過剰摂取による身体の変調を調整するための小豆等を加える新しい洋菓子が注
目されていて、４月６日、５月１８日佐賀市松原川川床で開催のカシューナッツ羊羹会議は、
あんこのスーパーパワーのおいしさに光が当る新しいステージのきっかけとなりそうです。
日本における伝統食のすばらしさは、豊かな水のおいしさ、うす味の絶妙なおいしさ、あと
味のスッキリとしたおいしさであるとされています。
この伝統のあじわいを未来につなぎ、しっかりと存続させるためにも、多くのお客様の「本
物のあじわい」へのご愛顧そしてご支援を何卒宜しくお願い申し上げます。
伝統製法の羊羹 小城羊羹・特製切り羊羹
https://muraoka-sohonpo.com/?pid=102179118
流し箱羊羹 https://muraoka-sohonpo.com/?pid=103188116
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★三越伊勢丹お中元サイトで承り中
三越伊勢丹のお中元サイトで村岡総本舗のお中元商品を承っております。今年は「九州国立博
物館限定ギフト 紫紋縮緬地松藤笹に流水文様繍小袖（むらさきもんちりめんじまつふじささに
りゅうすいもんようぬいこそで）和菓子詰合せ」でございます。
九州国立博物館所蔵の江戸後期の武家女性の小袖に表されたデザインを缶に印刷したものの中
に夏らしく水羊羹、小型小城羊羹を詰め合わせたものです。紫の紋縮緬地に、長寿や子孫繁栄の
象徴とされる藤の花を、繊細な刺繍で表した美しい模様です。缶には家紋は印刷されておりませ
んが、九州国立博物館WEBサイトによりますと、「五つ紋には絓繍いによる抱き杏葉紋が入る。
杏葉には縦筋が表現されており、鍋島本家の家紋と共通する。」とあり、佐賀とゆかりがある作
品です。
北海道産小豆、大手亡豆を使用し、自家製案で作られた羊羹、水羊羹ですので、お中元はもち
ろんのこと、大切な方への夏の贈り物として、お使いいただければ幸いに存じます。
九州国立博物館 限定ギフト〈村岡総本舗〉紫紋縮緬地松藤笹に流水文様繍小袖 和菓子詰合せ
https://mitsukoshi.mistore.jp/chugen/product/3050900000000000000002692416.html
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★東京に弊店社員が参ります。
伝統製法の羊羹「小城羊羹・特製切り羊羹」をはじめ、「とら焼宗歓」「丸ぼうろ」に
加え、最近人気の「カシューナッツ羊羹」「シベリア」もお持ちする予定です。
百貨店での催し物の良い点は、お客様と弊店社員が対話を行いながら商品を選べる点
にございます。
伝統製法の羊羹をはじめとする村岡総本舗の羊羹・和菓子をご覧頂き、ご購入頂けれ
ば幸いです。
・５月２９日～６月３日 日本橋高島屋「第21回大九州展」（TEL 03‐3211‐4111）
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★夏の涼菓ご案内
涼菓の季節となりました。寒天と葛を使用することで煉り具合も良く、口どけもよい
水羊羹、本店前のホタルの名所でもある清流・祇園川をイメージした「寒天涼菓・祇園川」、
栗をふんだんに使用した「和栗の水羊羹」が、今の時期はすべてお楽しみいただけます。
水羊羹、祇園川 https://muraoka-sohonpo.co.jp/product/kisetugentei
和栗の水羊羹 https://muraoka-sohonpo.co.jp/product/sonota1
小城のホタルは６月上旬まで見頃のようです。
小城市観光協会のホタル情報 https://www.ogi-kankou.com/gion-river.html
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文化庁のyou tubeチャンネルでシュガーロード等をご紹介頂きました。
上記のチャンネルで、「【クイズ】QuizKnockと日本遺産を知ろう！！」のタイトルで、シュガー
ロードや、小城羊羹、村岡総本舗羊羹資料館をご紹介頂きました。
出演者はQuizKnockの須貝駿貴さん、東問さん、東言さんで、東さん兄弟（双子）は佐賀出身
とのことで、シュガーロードもご存じでした。
下記のサイトの4分13秒から１１分１０秒くらいまでがシュガーロードに関するコーナーです
ので、ご覧いただければ幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=twc-hbLqAdw
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- ＳＮＳのご紹介
インスタグラム、フェイスブック、インスタグラム、X（旧ツイッター）では東京、
大阪等のデパートでの「九州物産展」などの催し物のご紹介、十日小豆、季節の菓子
のご紹介などしております。
・インスタグラム https://www.instagram.com/?hl=ja
・フェイスブック https://www.facebook.com/muraokasouhonpo
・X（旧ツイッター）https://twitter.com/Muraokasohonpo
また、you tubeでは村岡総本舗羊羹資料館で放映している映像も日本語版、英語版で
ご覧いただけます。羊羹の歴史、伝統製法、現代製法の製造工程が学べます。
・日本語版 https://www.youtube.com/watch?v=5CS-Lb8Olyk&t=31s
・英語版 https://www.youtube.com/watch?v=IppsmKEE9vo&t=37s
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★メール、ＦＡＸ、電話による直売店でのお取り置きの受付につきまして
シベリア、ナッツ羊羹小凾、最中などの売り切れやすい商品や、複数箱の詰め合わせ
などの店頭でお待たせしてしまうご注文はメール等によるお取り置きも可能です。
下記の連絡先まで、ご希望の商品、個数、お名前、お電話番号、お引き取りになら
れたい店舗名をお書きの上、お引き取り希望日の前日の午前中までにご連絡ください。
直売店ご案内 https://muraoka-sohonpo.co.jp/tempo
メール info@muraoka-sohonpo.co.jp
ＦＡＸ ０９５２－３７－３１９１
電話 ０１２０－３５－８０５７（午前8時～午後5時）
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★直売店・百貨店等での販売のご案内
佐賀県内の直売店と、全国の百貨店等で弊店商品のお取り扱いがございますお取引様を
下記のサイトよりご紹介しております。ご活用いただければ幸いに存じます。
https://muraoka-sohonpo.co.jp/tempo
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◆村岡総本舗だより◆
提供・発行：（株）村岡総本舗 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
本店・羊羹資料館 佐賀県小城市小城町８６１
TEL 0952－72－2131（代）
営業本部 TEL 0952－37－3173（代） FAX 0952－37－3191
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