創業明治32年 (1899年) 小城羊羹初祖 村岡総本舗

村岡総本舗だより9月号120号

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◆村岡総本舗だより◆
2011年 9月号 No.120
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夏の暑さも一段落し、いよいよ熱いお茶と菓子の季節が始まります。
 羊羹のふるさと小城は「切り羊羹」の製法を今に伝え、日本一の羊羹消費地の
伝統を守りつづけています。
「切り羊羹」は煉りあげた液体状の羊羹を「羊羹舟(ようかんぶね)」といわれ
る箱に流し、棹状に一本一本切り分ける古来の製法です。
 棹状の羊羹ができ上ることから、箱は「羊羹舟」と称され、「棹物菓子」の名
称が生まれました。
 「羊羹ひと切れ」ということばも昔から残されていますが、この大きさはどの
位であったのでしょうか。
 江戸時代、宮中や幕府における「おやつ」は三時に供され、その大きさは40
匁(もんめ)=150グラムであったそうです。第2次世界大戦前の一人当りの
最大の砂糖消費は、わが国では統制開始の昭和14年の16キログラムと記録さ
れており、現在とほぼ同じ消費量となっています。当時高価な砂糖がこれだけ多
く消費されていたのは、やはり食事を補完する補助食、副食の役割が大きかった
ためと推察されます。
 現代において「おやつ菓子」は150グラムではなく約30~50グラムとさ
れ、「羊羹ひと切れ」もその位の重量といわれています。そしてその切り方は薄
く平たい形ではなく、サイコロ状に厚く切ることがコツとされています。歯ざわ
り、舌ざわりがよく、豊潤な羊羹をしっかりと味わうことができるためです。
 「羊羹ひと切れ」は3センチ以上に厚く切り、一口で食べる場合は15~25
グラム、通常は30~50グラムにして二回で食べ切るのが最上といわれます。
 コーヒーに合う赤小豆系の羊羹や淡白な白小豆、白いんげん豆の羊羹。残暑を
凌ぎながらそれぞれにお楽しみいただきたく存じます。
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目次
・特集 映画 「エクレール・お菓子放浪記」
・「肥前の菓子 シュガーロード長崎街道を行く」のご案内
・「羊羹のおいしさ」講座のご案内
・今月の菓子
・最近取り上げていただいたテレビ、雑誌等
・直営店での催し物の御案内
・各地催し物の御案内
・「とらやき宗歓」アンケート8月の当選者発表
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★ 特集 映画 「エクレール・お菓子放浪記」

 8月10日東日本大震災の復興支援を兼ねた映画「エクレール・お菓子放浪記」
の佐賀県内初上映会が小城市で行なわれ、昼夜2回の上映に約900人が参観し
ました。
 映画は震災前の宮城県石巻市で撮影し完成しましたが、震災の影響で上映され
ませんでした。
 西村滋の原作によるこの映画は昭和2年に制作された歌曲「お菓子と娘」を中
心に展開されています。作詞者西条八十が大正12(1924)年早稲田大学の留
学生としてソルボンヌ大学に入学し、初めて見る5月のパリの情景を、感激もそ
のままに書き上げたもので、昭和4(1929)年に藤原義江、昭和6(1931)
年に荻野綾子がレコードに吹き込み、のちまで歌われる愛唱歌となりました。
 戦後テレビの時代となり、不二家のコマーシャルにパリの光景とともに、この
歌が流れていたことが想いだされます。
「羊羹のふるさと小城」の放映会場には主演の吉井一肇(はじめ)さんも駆けつ
け、「お菓子と娘」を歌い会場から大きな拍手が寄せられました。
 この映画には菓子業界から多くの後援も寄せられており、そのひとつである全
国銘産菓子工業組合理事長の村岡安廣村岡総本舗社長は「羊羹のふるさと小城」
を代表し、吉井さんに小城羊羹を贈呈しました。菓子好きの吉井さんはこのプレ
ゼントに大喜びであったようです。
 映画は戦中戦後の混乱期を生き抜いた少年の物語が明るく凛とした姿で描写さ
れており、吉井さんの名演技と「お菓子と娘」の名唱によりさらに魅力的な作品
となっています。
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★「肥前の菓子 シュガーロード長崎街道を行く」のご案内

 弊店社長・村岡安廣の著作「肥前の菓子」が佐賀新聞より発売されております。
長崎街道は菓子の技術が伝わった道として、「シュガーロード」とも呼ばれてい
ます。著者は研究のため、年月をかけて佐賀、日本はもちろん、ポルトガル、ス
ペイン、韓国、中国、タイなど多くの国々を訪れています。ぜひご一読下さい。

 価格1,000円(税込)

佐賀県内の書店、村岡総本舗直売店で販売しております。
メールでのご注文も受け付けております。お名前、ご住所、お電話番号、冊数を
ご記入の上、下記までご連絡下さい。
(送料1冊580円、冊数により違ってきます。)

info@muraoka-sohonpo.co.jp
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★「羊羹のおいしさ」講座のご案内

 村岡総本舗では、実際に試食をいただきながら、弊店副社長の村岡由隆が解説を
します。佐賀が羊羹購入額が日本一の理由など色々な話題を用意しておりますので、
ぜひお越し下さい。

 ●佐賀総本店
 開 催 日 時 : 9月18日(日)・10月10日(月)・11月13日(日)
        12月 3日(土)・ 1月22日(日) 
 開 始 時 刻 :午前10時
 定    員 :20名
 参 加 費 用 :無 料
 所 要 時 間 :60分
 場    所 :
              
●福岡店
 開 催 日 時 : 9月19日(月)・10月22日(土)・11月23日(水)
        12月17日(土)・ 1月21日(土)
 開 始 時 刻 :午前10時 
 定   員 :12名
 参 加 費 用 :無 料
 所 要 時 間 :60分
 場    所 :福岡店 福岡市中央区浄水通り4-18
             

※開催日の2日前までにご予約をお願いいたします。
 予約電話番号:0952‐31‐2131
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★「お客様の広場」

 今回もホームページ上よりお買い上げいただいたお客様と、店頭でアンケート
に答えていただいたお客様のご意見を掲載いたします。     
                  
ありがたいご意見を数多くいただき、本当に感謝いたしております。
ご協力ありがとうございました。

「佐賀に来た際は、毎回寄らせていただいております。昔ながらの羊羹が家族
 一同大好きです。」
 (宮崎県・男性)

「今回初めて羊羹資料館に伺いましたが、とても詳しく作り方を学ぶことがで
 きたり、2Fで実際の材料や道具も拝見でき、とても感動しました。お抹茶
 も羊羹もとてもおいしかったです。ありがとうございました。」
 (佐賀県・女性)
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★今月の菓子

●「白坂」(しらさか)(季節の棹物)(栗入り薯蕷羹)
 秋の代表的味覚である栗を山の芋を用いた薯蕷羹(じょうよかん)にちらしま
 した。薯蕷羹は軽羹よりもしっとりとした生地で、あっさりとした食べ口が
 特長です。
   ・定価 1365円 (通信販売可) ・賞味期限 10日間
・販売期間 9月
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/category/009_sirasaka.html)

●「栗羊羹」
 小倉餡と栗の組み合わせが絶妙の味わいを引き出しました。普通はこしあんの
 羊羹に栗が入ったものが多いので、全国的に見ても珍しい栗羊羹です。賞味期
 間が長いため、敬老の日のプレゼントにも重宝されています。
   ・定価 1470円 (通信販売可) ・賞味期間 180日間
   ・販売期間 通年
 (http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/tokusei_kuriyokan.html)

●「麦と栗」
 素朴な味わいの白餡と焼麦の皮、ひと粒栗の三種類のハーモニーは多くの方々
 から好評を得ています。季節限定商品です。
   ・ 定価 210円(通信販売不可) ・賞味期間6日間
   ・ 販売期間 9月~5月

●「月見だんご」(季節の朝生)
 くしに黄色と白の団子が刺さった見た目にもかわいい菓子です。
 お月見の時期に特に人気が高く、福岡店お月見会イベントでは毎回売り切れも
 出ています。
  ・定価 126円 (通信販売不可) ・賞味期限 当日限り
   ・販売期間 9月

●「萩の露」(上生菓子)
 秋の七草の一つである萩に露が降りかかっている様子を、きんとんとこはく羹
 で表現した、季節感あふれる上生菓子です。
  ・定価 231円 (通信販売不可) ・賞味期限 当日限り
   ・販売期間 9月

 商品のご注文、お問い合わせは下記の方までお願いいたします。
 また、これらの商品がない店舗も一部ございますのでご了承ください。

ホームページ http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
 mail info@muraoka-sohonpo.co.jp
フリーダイアル 0120-35-8057(午前8時~午後8時)
 FAX 0952-37-3191
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★ 最近取り上げていただいたテレビ、雑誌等

・「三田評論」(慶應義塾大学発行)2010年11月号(No1139)に「シュガーロー
 ド長崎街道の由来」というタイトルで村岡安廣社長の随筆が紹介されました。

・月刊誌『九州王国』八月号(エー・アール・ティ発行)「佐賀賢人を尋ねて」特集
 欄に「大隈重信と『羊羹』」のテーマで、村岡安廣社長の話が掲載されました。
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★直営店での催し物の御案内
 
・9月2日(金) 唐津店感謝祭(午前9時~午後7時30分)
  自家製あんを使った「氷あずき」の無料サービス
  店内商品1,050円以上お買上げのお客様に小型小城羊羹(2本入り)を進呈
  小倉の餡に栗が入った「栗羊羹」をはじめいろいろなご試食の無料サービス

・9月9日(金) 佐賀駅北口店秋の感謝祭(午前8時~午後8時)
  店内商品1,050円以上お買上げのお客様に小型小城羊羹(2本入り)を進呈
  初めての方のための簡単な抹茶の飲み方・たて方の無料講座
    (午前11時・午後2時)
  特製切り羊羹実演販売(午前10時・午後3時)
  小倉の餡に栗が入った「栗羊羹」のご試食と抹茶の無料サービス
  
・9月17日(土)小城中央店江里山棚田祭り(午前8時~午後8時)
  初めての方のための簡単な抹茶の飲み方・たて方無料講座
    (午前10時・午後3時)
  「特製切り羊羹」の実演販売(午前11時・午後2時)
  ハガキをお持ち方に小さくても本格的で賞味期限も長い「小型小城羊羹」
  (2本入り)の進呈
  小倉の餡に栗が入った「栗羊羹」をご試食と抹茶の無料サービス
 
とら焼き宗歓四個付けキャンペーン日程
  9月25日(日) 佐賀総本店(午前8時~午後8時)
          佐賀空港店(午前6時~午後7時)
店内商品1,050円以上お買い上げのお客様に『とら焼き宗歓』4個無料進呈

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★ 各地催し物の御案内

「特製切り羊羹」、「栗羊羹」、「とら焼き宗歓」、「丸ぼうろ」、「極上羊羹 
心・愛・和」 をお持ちする予定です。

・8月31日~9月 5日 松戸伊勢丹 (TEL 047-364-1111)
・8月31日~9月 6日 小田急藤沢店(TEL 0466-26-6111)
・9月 8日~9月13日 水戸京成  (TEL 029-231-1111)
・9月 8日~9月14日 近鉄阿倍野店(TEL 06-6624-1111)
・9月14日~9月19日 柏高島屋  (TEL 04-7144-1111)
・9月14日~9月19日 名鉄百貨店 (TEL 052-585-1111)
・9月14日~9月20日 阪急梅田  (TEL 06-6361-1381)
・9月14日~9月20日 港南台高島屋(TEL 045-833-2211)
・9月15日~9月21日 東急東横店 (TEL 03-3477-3111)
・9月17日~9月25日 京都高島屋 (TEL 075-221-8811)
・9月21日~9月27日 泉北高島屋 (TEL 072-293-1101)  
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★とらやき宗歓アンケート8月の当選者

直営店や東京、大阪での催し物でお買い上げいただいたお客様に差し上げている
アンケートはがきの当選結果です。今回も7月31日までにホームページでお買い
上げになられ、アンケートに答えられた方も対象とさせていただきました。
「とらやき宗歓」(1116円相当分)を10名様にプレゼントさせていただきます。
おめでとうございます。

小船有紀様 (練馬区)  内藤一枝様(福岡市)
平川利幸様 (大牟田市) 染岡民絵様(霧島市)
千葉朝子様 (板橋区)  辻徳子様 (福岡市)
鶴田ゆかり様(鳥栖市)  都合真弓様(福津市)
桑畑剛一様 (宮崎県)  渕田美世様(佐賀市)
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★ お願い

おかげさまで「村岡総本舗便り」は登録者数が約2000名となりました。
また、店舗でお渡ししている「ダイジェスト版」のほうも8月は約11650名の方に
お渡しができ、本当にありがたく存じます。一人でも多くの方に和菓子のすばら
しさを知っていただければと思っておりますので、和菓子にご興味がある方には
ぜひ下記のアドレスをお知らせください。

すぐにご登録いただけます。
 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/mailmagazine.html 
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★福岡空港をご利用の皆様へ

博多大丸エアポートショップで「特製羊羹(1本 1260円)」(価格税込みです)が
お買い求めになれます。
第一ターミナル、第二ターミナル2階の岩田屋で「小城羊羹(2本入1575円・3本入
2310円)・小型小城羊羹(5本入672円・8本入1050円・12本入1575円)」(税込み
価格)がお買い求めになれます。

販売店は下記を御参照ください

博多大丸エアポートショップ
(http://fukuoka.e-machi.ne.jp/109389/)

福岡空港第2ターミナル
(http://shop.fuk-ab.co.jp/store/shop/details/shop_detail59.html)
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◆村岡総本舗だより◆
提供・発行:(株)村岡総本舗 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
本店・羊羹資料館 佐賀県小城市小城町861 
     

     TEL 0952-37-3173(代)
     0120-35-8057
     FAX 0952-37-3191

※本誌に関する御意見・御感想・などのお問い合わせ先
     info@muraoka-sohonpo.co.jp
※当メールマガジンに掲載された記事を使用される場合は、メールにて一言
お申し付けください。
※本誌のご解約は、「メールマガジン不要」と書いてinfo@muraoka-sohonpo.co.jpまで
 お送り頂くか、ホームページ( http://www.muraoka-sohonpo.co.jp)にて
解約して頂きますようお願い致します。