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◆村岡総本舗だより◆
2011年 12月号 No.123
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師走12月がやってきました。
「羊羹のふるさと小城」では11月12日から「わが家のお宝展」が開催され
村岡総本舗羊羹資料館では「村岡安夫生誕百年展」の展示が行なわれています。
村岡総本舗三代目村岡安夫は明治44(1911)年3月5日に小城の地に生れ
ました。父は村岡総本舗二代目村岡安吉、母はキミで村岡総本舗の羊羹業の初
期における様々な発展過程を体験しました。
また戦後の復興期から高度成長期に至る時代においても商品の包装等を含めて
様々な改良改善を加え、村岡総本舗の発展に寄与しました。
この展示は約30枚の写真や図を用いて、その業績を紹介するもので、近代
から現代における小城の羊羹業の歴史を示すものとなりました。
村岡安夫の幼少の時代、大正時代前半は村岡総本舗が基盤づくりを行ない、
小城の羊羹業の中にあって頭角をあらわす時期でありました。大八車(車力)か
ら自転車へ運送手段が高度化する中でさらに機械化が進み蒸気応用、電動機利
用の新工場が大正11年に完成、昭和5年にはサイドカー(オートバイ)による
運送が実現しました。鉄道の普及により販路は広がり、戦争の拡大によって陸
海軍の御用も務め、軍需用の携帯食保存食としての羊羹の役割は大いなるもの
がありました。
戦前から全国自家製あん組合の設立に関わり、戦後は全国銘産菓子工業協同
組合、九州銘菓協会の発起人となり、30年以上にわたり九州銘菓協会会長を
務めました。
羊羹の品質向上にも努力し、昭和30年に現在の村岡総本舗の一番人気商品
である特製切り羊羹、昭和47年に極上羊羹心愛和を開発、佐賀マイスターと
なった永野光教村岡総本舗工場長とともに「日本一の羊羹づくり」にまい進し
ました。
昭和48年藍綬褒章、昭和56年勲五等旭日章を受章し、「古くて古いもの
は滅ぶ」「新しくて新しいものは滅ぶ」「古くて新しいものは滅ばず」のこと
ばを残して、昭和62年6月17日76年余の生涯を閉じました。
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目次
・特集「羊羹のおいしさ講座」
・「肥前の菓子 シュガーロード長崎街道を行く」のご案内
・「お客様の広場」
・今月の菓子
・直営店での催し物の御案内
・各地催し物の御案内
・「とらやき宗歓」アンケート11月の当選者発表
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★ 特集「羊羹のおいしさ講座」
冬の到来で羊羹がいっそうおいしい時を迎えました。
「羊羹のふるさと小城」では秋の収穫のうち、小豆やいんげん豆の新物が徐々
に入荷し、新しい材料による羊羹ができ上ります。一本の羊羹を人数に応じて
平等に切り分け、一人一人に配り分ける「もやいの心」は古来わが国において
大切に伝えられてきました。こうした「羊羹の食し方」をはじめとした羊羹に
関する様々な工夫や知恵、そして古くからの歴史や現在の羊羹についてのセミ
ナーが4月より村岡総本舗村岡由隆副社長によって続けられています。「羊羹
のおいしさ講座」は村岡総本舗佐賀総本店2階会場と村岡総本舗福岡店2階会
場で毎月開催され、新聞等にも紹介され好評を博しています。赤い小豆が苦手
な方も、試食の白小豆やいんげん豆の羊羹のおいしさを体験し、さらに赤小豆
も食べるようになられた例や菓祖神田道間守(たじまもり)のことは昔の教科書
にも記載され、さらに歌も歌われていたことなどの新しい話題が盛りこまれて
います。
村岡由隆副社長の「羊羹のおいしさ講座」により羊羹再評価の気運が高まる
中、11月16日より21日までの6日間、新装なったJR大阪駅三越伊勢丹
百貨店10階にて、昨年秋に続いての羊羹コレクションが開催されました。全
国の羊羹が集結、しかも47都道府県すべての店舗からの出品とあって昨年の
銀座三越を上回る賑いが見られました。
村岡総本舗は中心的な存在となり、JR大阪駅から三越伊勢丹へ続く通路の
柱に貼られたポスターに大きく特製切り羊羹小倉(おぐら)が紹介されました。
パンフレットにも伝統的羊羹の代表格として最初の面に第一に掲載され、永年
の羊羹づくりの努力が認められました。
大阪では平成10年前後に開催された阪急百貨店における佐賀県物産展で特
製切り羊羹の爆発的な売り上げが記録されており、「食いだおれの大阪人」の
高い評価が今もなお示された形となりました。
「羊羹のおいしさ講座」日程表
12月 3日(土)、1月22日(日)、2月12日(日) 村岡総本舗 佐賀総本店
12月17日(土)、1月21日(土)、2月19日(日) 村岡総本舗 福岡店
お申込み、お問合せはTELまでお願いいたします。
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★「肥前の菓子 シュガーロード長崎街道を行く」のご案内
弊店社長・村岡安廣の著作「肥前の菓子」が佐賀新聞より発売されております。
長崎街道は菓子の技術が伝わった道として、「シュガーロード」とも呼ばれてい
ます。著者は研究のため、年月をかけて佐賀、日本はもちろん、ポルトガル、ス
ペイン、韓国、中国、タイなど多くの国々を訪れています。ぜひご一読下さい。
価格1,000円(税込)
佐賀県内の書店、村岡総本舗直売店で販売しております。
メールでのご注文も受け付けております。お名前、ご住所、お電話番号、冊数を
ご記入の上、下記までご連絡下さい。
(送料1冊580円、冊数により違ってきます。)
info@muraoka-sohonpo.co.jp
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★「羊羹のおいしさ」講座のご案内
「羊羹のおいしさ」について実際に試食していただきながら、豆の違い、寒天
の違い、砂糖の違いによって味がどう違うのか確かめて頂くセミナーです。
●佐賀総本店
開 催 日 時 :12月 3日(土)・1月22日(日)・2月12日(日)
開 始 時 刻 :午前10時
定 員 :20名
参 加 費 用 :無 料
所 要 時 間 :60分
場 所 :
●福岡店
開 催 日 時 :12月17日(土)・1月21日(土)・2月19日(日)
開 始 時 刻 :午前10時
定 員 :21名
参 加 費 用 :無 料
所 要 時 間 :60分
場 所 :福岡店 福岡市中央区浄水通り4-18
※開催日の2日前までにご予約をお願いいたします。
予約電話番号:0952‐31‐2131
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★「お客様の広場」
今回もホームページ上よりお買い上げいただいたお客様と、店頭でアンケート
に答えていただいたお客様のご意見を掲載いたします。
ありがたいご意見が多く、本当に感謝しております。
ご協力ありがとうございました。
「洋菓子の多い昨今ですが、豆や栗等つかった日本古来の材料で作られた和菓子
に魅力を感じます。」
(唐津市・女性)
「佐賀へ行った際には必ず小城羊羹を買って帰っています。表面の糖化したシャリ
シャリ感が大好きで、他の羊羹とはまったく違いお土産として他の方にも配って
います。みな喜んで食べてくれるので嬉しいです。」
(岡山県・松下様)
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★今月の菓子
●「黒豆羊羹」(季節の棹物)
淡白な紅練の羊羹と丹波の黒豆の相性が人気の季節限定の羊羹です。羊羹の
質がより高い極上黒豆羊羹は特に贈答品として人気です。
・価格 1365円より (通信販売可) ・賞味期間 120日間
・販売期間 10月~1月
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/kuromame_yokan.html)
「極上黒豆羊羹」
・価格 2730円より(通信販売可) ・賞味期間 90日間
・販売期間 10月~1月
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/kuromame_yokan.html)
● 極上羊羹「心・愛・和」
贈答に一番人気のある羊羹です。和三盆糖や氷砂糖を使用し、外装にも
こだわった逸品です。
・価格1本2415円より(通信販売可) ・賞味期間 120日間
・販売期間 通年
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/gokujo_yokan.html)
● 丹波製羊羹
伝統を受け継いだ手ごしなどの作業で口溶けの良さを追求した最上級の羊羹で
す。和三盆糖など贅沢な素材を使用しております。
・価格1本5250円より(通信販売可) ・賞味期間 60日間
・販売期間 通年
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/tanbashiroazuki_dainagon.html)
●「雪花(せっか)」(上生菓子)
薯蕷まんじゅう(=山芋生地のまんじゅう)で中は小豆のこし餡を包み、上
部に雪花の焼印を押して初雪の明るさを表した菓子です。
・価格 231円 (通信販売不可) ・賞味期限 当日限り
・販売期間 12月
●小城の朔羊羹
年に6回限り生産する和三盆糖、備中産赤大豆を使用し最高品質の本練り
羊羹です。
・価格 10500円(通信販売可)・賞味期間は12月は20日間
・販売期間4、7、8、12、1、3月の1日のみ
※ただし、十五箱以上のご注文いただければ製造が可能ですので、ご相談
ください。
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/tsuitachi.html)
商品のご注文、お問い合わせは下記の方までお願いいたします。
また、これらの商品がない店舗も一部ございますのでご了承ください。
ホームページ http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
mail info@muraoka-sohonpo.co.jp
フリーダイアル 0120-35-8057(午前8時~午後8時)
FAX 0952-37-3191
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★直営店での催し物の御案内
12月3日(土)4日(日)佐賀総本店冬の大感謝祭(午前8時~午後8時)
・案内ハガキをお持ちのお客様に小さくても本格的で賞味期間も長い小型小城羊羹
(二本入り)の進呈
・店内商品1,050円以上お買上げのお客様に金券の進呈
・季節の棹物「黒豆羊羹」のご試食と抹茶の無料サービス
・お子様や初めての方のための簡単な抹茶のたて方、飲み方の無料講座
(午後3時)
・クリスマス用丸カステラ「慶賀」のご試食と特別販売
・特製切り羊羹実演販売(午前11時・午後2時)
12月10日(土) 白石店十周年祭(午前8時~午後8時)
・案内ハガキをお持ちのお客様に小さくても本格的で賞味期間も長い小型小城羊羹
(二本入り)の進呈
・季節限定商品「柚子萬頭」等販売
・季節の棹物「黒豆羊羹」のご試食と抹茶の無料サービス
・特製切り羊羹実演販売(午前11時・午後2時)
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★ 各地催し物の御案内
「特製切り羊羹」、「栗羊羹」、「とら焼き宗歓」、「丸ぼうろ」、「極上羊羹
心・愛・和」 をお持ちする予定です。
・12月12日~12月17日 西鉄タミー (TEL 0942-34-3421)
・12月26日~12月28日 阪急梅田 (TEL 06-6361-1381)
・12月26日~12月30日 県民百貨店 (TEL 096-322-1111)
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★とらやき宗歓アンケート11月の当選者
直営店や東京、大阪での催し物でお買い上げいただいたお客様に差し上げている
アンケートはがきの当選結果です。ホームページでお買い上げになられ、アンケー
トに答えられた方も対象とさせていただきました。
持山征男様 (北九州市) 福島秀子様 (佐賀市)
峰松裕美様 (鹿島市) 藤原裕子様 (大阪府)
東 正文様 (神崎郡) 前田久美子様(久留米市)
藤本清子様 (佐賀市) 松田博美様 (大村市)
江川千代美様(唐津市) 松下明裕様 (岡山県)
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★ お願い
おかげさまで「村岡総本舗便り」は登録者数が約2000名となりました。
また、店舗でお渡ししている「ダイジェスト版」のほうも11月は約12000名の方に
お渡しができ、本当にありがたく存じます。一人でも多くの方に和菓子のすばら
しさを知っていただければと思っておりますので、和菓子にご興味がある方には
ぜひ下記のアドレスをお知らせください。
すぐにご登録いただけます。
http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/mailmagazine.html
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★福岡空港をご利用の皆様へ
博多大丸エアポートショップで「特製羊羹(1本 1260円)」(価格税込みです)が
お買い求めになれます。
第一ターミナル、第二ターミナル2階の岩田屋で「小城羊羹(2本入1575円・3本入
2310円)・小型小城羊羹(5本入672円・8本入1050円・12本入1575円)」(税込み
価格)がお買い求めになれます。
販売店は下記を御参照ください
博多大丸エアポートショップ
(http://fukuoka.e-machi.ne.jp/109389/)
福岡空港第2ターミナル
(http://shop.fuk-ab.co.jp/store/shop/details/shop_detail59.html)
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◆村岡総本舗だより◆
提供・発行:(株)村岡総本舗 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
本店・羊羹資料館 佐賀県小城市小城町861
TEL 0952-37-3173(代)
0120-35-8057
FAX 0952-37-3191
※本誌に関する御意見・御感想・などのお問い合わせ先
info@muraoka-sohonpo.co.jp
※当メールマガジンに掲載された記事を使用される場合は、メールにて一言お
申し付けください。
※本誌のご解約は、「メールマガジン不要」と書いてinfo@muraoka-sohonpo.co.jpまで
お送り頂くか、ホームページ(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp)にて解約して
頂きますようお願い致します。