＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
◆村岡総本舗だより（パソコンEメール版）◆
令和4年 10月号 Ｎｏ.253
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
「美の壺 黒の風格 羊羹」で紹介されました！
テレビの食の番組が数多く放映される時代となっています。毎日の番組表の中には、昔の
料理だけではなく食文化をテーマとした様々な番組が多様な形で出現しています。
和菓子もひと頃より少ないと思われるものの、それなりに大切に扱かわれてきました。
その中で本格的に和菓子伝統菓子の代表である「羊羹」に正面から取り組んだ３０分が登場
しました。
ＮＨＫ ＢＳテレビプレミアムチャンネルの令和４年９月１６日１９時３０分から２０時
までの３０分「美の壺 黒の風格 羊羹」が放映されました。再放送再々放送がその後数回
あり、大きな反響が示され始めているようです。
約３０分の放送の中で村岡総本舗の伝統製法の羊羹は冒頭のシーンでも登場し、「黒の風
格」のタイトルの中心の役割を演じることができました。
加えて丹波大納言製、丹波白小豆製２種の竹皮包みの商品が並べられた村岡総本舗来賓室
が映し出され、有田磁器の名品とともに明治の三筆で小城出身の中林梧竹作の「壽」の軸が
うかびあがりました。
制作者が意図したとされる谷崎潤一郎の「陰影礼讃」にある羊羹の描写そのままの羊羹の姿
がそこに現われたのでした。
２０１１年ＮＨＫ教育テレビ直伝和の極意「彩りの和菓子春紀行」第６回羊羹、２０１３
年ＮＨＫ総合テレビうまい！！ようかん、等に紹介された村岡総本舗の映像は既に３０分以
上記録されていることから、今回は異なる切り口で小城の紹介を含めての約６分間となりま
した。
「黒の風格 羊羹」の中心の内容であるため、小豆こしあんの本煉の羊羹が全編選択され
ました。村岡総本舗の羊羹は伝統製法だけでも小豆の種類は３種以上のバラエティがありま
すが、今回は特製切り羊羹本煉に統一して撮影がなされました。
制作者はこれまでの２編と異なる切り口を選択し、「砂糖のシャリ感」が映像として美し
いものとなることを目ざされたようです。小さなホウキを用いて固まった羊羹の表面を掃く
ことで、美しい砂糖のシャリが羊羹の表面に出現するシーンがくり返し撮影されました。
これまでの、煉り具合をドロドロの液状の羊羹の変化によって測定する羊羹職人の技、
それこそ羊羹煉り十年といわれる奥技や、羊羹舟といわれる羊羹を流し込む箱からスムー
ズに羊羹を取り出し一本一本切り分ける羊羹包丁の手わざ等は過去のものとなり、新しい
伝統の技術が選択されたのでした。
切りたてのみずみずしい羊羹のあじわいは最高のものですが、シャリを感じながら砂糖
の甘味のおいしさを喜ぶことも伝統製法の羊羹の醍醐味とされています。
羊羹の原料である白双糖(はくざらとう)がダイヤモンドのように輝くさまを数秒間映し
出し、自然の甘味、スッキリとした味わいの白双糖がそう遠くない昔には、ぜい沢なあこ
がれの食であったことが示されました。
「砂糖文化を広めた長崎街道～シュガーロード～」が令和２年日本遺産に認定されたのは、
今より数倍あるいは数十倍の価格であった砂糖の時代にあこがれのぜいたく品であった伝統
菓子が、往年の輝きを取り戻してほしいとの多くの方々の思いが背景にあったためと思われ
るのです。羊羹づくり３０年近くの経験をもつ萩原隆文佐賀マイスターを中心とした村岡総
本舖のスタッフが、このシュガーロードの伝統を受けつぎ、この番組においても中心的な役
割を果たすことができました。
村岡安廣社長のコメントの中に今年１５０年となる鉄道によって羊羹業は生かされ、昭和
２０年代３０年代においても携帯食保存食として大きな役割を担っていたことが示されまし
た。価値観が大きく変化する時代にあって、未来にむかっての羊羹の役割を改めて考える番
組となりました。
９月２３日西九州新幹線開業に併せて全国ＪＲ各社において佐賀長崎キャンペーンが１０
月１日から１２月３１日まで開催されます。全国主要駅配布の４８頁の総合カタログの佐賀
と長崎を結ぶ旅ベスト５のＮｏ１にシュガーロード（長崎街道で結ばれたスイーツ物語）が
紹介され、小城羊羹や村岡総本舗羊羹資料館が登場しています。江戸時代の砂糖文化の再評
価により、陶磁器・温泉等を上回る人気が戻ってきています。
９月２１日発行〔別冊旅の手帖「佐賀・長崎」西九州で楽しみたい１００のこと〕のスイ
ーツ編（２２-２６頁）では「シュガーロードでスイーツ三昧」のタイトルで１００の内の
０２１－０４３まで２３以上の甘味食が紹介されました。
ここでもクラフト編（２７-３５頁）の０４４－０５８の陶磁器等をおさえて「花より団子」
の勢いが示されました。
加えてＪＲ九州駅長おすすめのウォーキング２０２２年秋編＜全７２コース＞のカタログ
にはＮｏ１２ １１月２０日小城駅〔日本一！ようかん祭り〕スタンプラリーで歩く小京都
小城が掲載されました。第７回日本一！ようかん祭りに併せてのＪＲウォークラリーが開催
され、約３０００名の方々の参加が予定されています。
ようかんのふるさと小城は日本一のようかんタウンとも称される、伝統製法の羊羹が息づ
くところとなりました。村岡総本舗は羊羹をはじめとした伝統菓子をそのままに、そして時
代に合わせて今に伝えてきました。秋のあじわいを村岡総本舗の伝統菓子でお楽しみ下さい。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
★東京、千葉、群馬に弊店社員が参ります。
伝統製法の羊羹「小城羊羹・特製切り羊羹」をはじめ、「とら焼宗歓」「丸ぼうろ」に
加え、「カシューナッツ羊羹」もお持ちする予定です。
百貨店での催し物の良い所は、弊店社員とお客様が対話を行いながら商品を選べる所
だと思います。
伝統製法の羊羹をはじめとする村岡総本舗の羊羹・和菓子をご覧頂き、購入頂ければ
幸いです。
・１０月 ５日～１０月１２日 高崎高島屋 「第18回大九州展」
（TEL 027－327－1111）
・１０月２６日～１０月３１日 日本橋高島屋 「味百選」
（TEL 03－3211－4111）
・１０月２６日～１１月 １日 玉川高島屋 「大九州展」
（TEL 03－3709－2222）
・１０月２７日～１１月 ３日 東武船橋店 「第30回にっぽんの味」
（TEL 047－425－2211）
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
★フェイスブック・インスタグラム・ツイッターのご案内
季節限定の商品や、各地催し物のご案内を写真付きでご紹介しております。
「Ｇｏｏｇｌｅ」にて「村岡総本舗 Facebookまたは、インスタグラム、ツイッター」で
検索、又は下記をクリックの上、ご覧頂ければ幸いです。
フェイスブック：https://www.facebook.com/muraokasouhonpo/
インスタグラム：https://www.instagram.com/muraokasohonpo/
ツイッター ：https://twitter.com/Muraokasohonpo
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
★ＹｏｕＴｕｂｅ
「村岡総本舗・羊羹・和菓子・シュガーロードチャンネル」
羊羹・和菓子に関する情報を提供しております。
https://www.youtube.com/channel/UCUdrWgXa1r8BLcYniRaeQdQ/videos
―――――――――――――――――――――――――――――――
★全国各地のお求め先はこちら
店舗案内 https://muraoka-sohonpo.co.jp/tempo
―――――――――――――――――――――――――――――――
★通信販売のご案内
発送を承っております。「コーヒーに合う」と人気の「カシューナッツ羊羹」
「シベリア」をはじめおいしい羊羹、和菓子をご用意しておりますので、ご活用
頂ければ幸いです。
「カシューナッツ羊羹」 https://muraoka-sohonpo.com/?pid=159501998
「カシューナッツ羊羹詰め合わせ」 https://muraoka-sohonpo.com/?pid=162591801
「シベリア」 https://muraoka-sohonpo.com/?pid=148801740
ホームページ https://muraoka-sohonpo.co.jp/
電話 0952-37-3173（8時～17時） ＦＡＸ 0952-37-3191
―――――――――――――――――――――――――――――――
◆村岡総本舗だより◆
提供・発行：（株）村岡総本舗 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
本店・羊羹資料館 佐賀県小城市小城町８６１
TEL 0952－72－2131（代）
営業本部 TEL 0952－37－3173（代） FAX 0952－37－3191
※本誌に関する御意見・御感想・お問い合わせなど
info@muraoka-sohonpo.co.jp
