―――――――――――――――――――――――――――――――
◆村岡総本舗だより（パソコンEメール版）◆
令和5年 2月号 Ｎｏ.257（早出し特別号）
―――――――――――――――――――――――――――――――
今回は1月27日より始まる「テーブルウェアフェスティバル2023」のご紹介のため通常よりも
早く配信しております。
―――――――――――――――――――――――――――――――
おかげ様で１２５年目を迎えました！！
令和５年２月村岡総本舗は創業１２５年目を迎えました。
明治３２（１８９９）年、長崎の羊羹職人 陣内啄一が伝えた煉羊羹の技術と十五円の羊羹
道具一式を元に始まった村岡総本舗の羊羹業は、はからずも一世紀をはるかにこえる歴史
を有することと相成りました。
佐賀県認定のものづくりマイスターには村岡総本舗の永野光教、萩原隆文の２名が羊羹
づくりの秀でた技術者として選任されました。
戦時体制下に砂糖倉庫として建築された村岡総本舗羊羹資料館は、平成９年国登録有形文
化財、平成１７年２２世紀に残す佐賀県遺産、令和２年日本遺産「砂糖文化を広めた長崎
街道～シュガーロード～」構成遺産、令和４年文化庁認定食文化ミュージアムとなりまし
た。
戦後、小京都として知られる羊羹のふるさと小城の名勝須賀神社前の光景を小城第一の景
観とすべく改築された村岡総本舗本店は、平成１７年２２世紀に残す佐賀県遺産、令和２
年日本遺産「砂糖文化を広めた長崎街道～シュガーロード～」構成遺産となり、隣合せの
ふたつの建築は羊羹のふるさと小城のランドマークとなっています。
近年村岡総本舗羊羹資料館の軒瓦には異なる注目がなされています。シュガーロード長
崎街道の東の起点小倉小笠原藩小笠原家の東京新宿河田町の邸宅のスパニッシュ瓦と同様
の緑色の丸い瓦が用いられていることです。昭和初期のスパニッシュ建築の用いられた瓦
は独特の色彩と形状で、いわばミステリーでありましたが、令和３年ＮＨＫ ＢＳ ＴＶ「美
の壺 レトロ建築」にて小笠原邸が紹介され、村岡総本舗羊羹資料館のミステリーのひと
つが解明されました。注目されるのは小笠原邸は同じ佐賀県唐津市出身の曽禰達蔵が主宰
した曽禰中條建築事務所による設計であったことです。国の重要文化財 慶應義塾大学旧図
書館を設計し、明治の丸の内一帯に一丁ロンドンを出現させた曽禰中條建築事務所は小笠
原邸においてもその名声を大きなものとしたのでした。
佐賀県立美術館で今年１月２日（月）から２月１２日（日）開催の竹久夢二展は大正浪
漫の時代、美人画で人気を博した画家の作品が多数展示されました。
羊羹の歴史の中で、パッケージすなわち包装は重要な存在でありました。村岡総本舗の
初期において羊羹のレッテルは木版の単色で「銘味 煉羊羹」と表記してあったものが、
竹久夢二の全盛期である大正時代後期には多色刷となり、デザインの優劣が競われていた
時代にあって、朝日を前面に表わした思い切ったデザインが登場しました。「ウ村岡安吉」
の銘入り二十銭羊羹はとりわけ人気を博し、多くの羊羹店がこのデザインを模したといわ
れています。
大正１３（１９２４）年小学校高等科卒業後 川北電気小倉出張所に就職、初給与で
この二十銭羊羹を小倉駅近くの旦過市場で購入したのが、昭和を代表する作家松本清張
でありました。清張さんは終生羊羹を愛し、晩年「小城羊羹」の随筆を全国銘産菓子工
業組合機関誌「あじわい」に寄稿しました。最後の俳句作品といわれる羊羹の句も残さ
れました。 羹（あつもの）のかぐはし甘き 肥前小城
１２５年目を迎える村岡総本舗の歴史は、明治 大正 昭和 平成 令和の各時代において
多くの方々によって支えられてきました。ものづくり、人づくり、そして数々の活動を
通じて地域の方々をはじめとした多くの方々のご支援により今に至っております。改め
て感謝申し上げますとともに更なる御愛顧を賜わりますようお願い申し上げます。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
★テーブルウェアフェスティバルに出展致します。
1月27日より東京ドームで行われる「テーブルウェアフェスティバル2023（暮らしを彩る器展）」に
弊店・村岡総本舗も出展いたします。ホームページによれば、「日本各地の窯元の作品や世界
各国の陶磁器をはじめ、ガラス、漆器など、様々なテーブルウェアが一同に会する日本最大級
の“器の祭典”」だそうです。
弊店では以下のような内容を予定しております。
・茶どころとして有名な嬉野の釜炒り緑茶、蒸し緑茶、紅茶、抹茶をお楽しみいただける喫茶
コーナーに弊店の最中（小倉）。とら焼き宗歓、丸ぼうろ、小城羊羹・特製切り羊羹（本煉）を
ご提供（喫茶うれしのにて、有料）
・弊店社員による小城羊羹・特製切り羊羹。カシューナッツ羊羹、とら焼き宗歓、丸ぼうろ、
シベリアなどの販売。（ブース番号116－3 喫茶うれしのの近く）
・2月1日（水）12時30分～13時 村岡安廣社長による講演「日本遺産 シュガーロードと
伝統菓子」（アリーナ特設ステージにて、無料）
テーブルウェアフェスティバルは入場券が前売り券で2200円、当日券で2500円必要です。
また、2月1日の社長による講演はオンラインイベント（紙チケット500円・電子チケット500円＋
手数料）でもご覧になれます。
テーブルウェアフェスティバル2023 https://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/
入場券 https://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/ticket/
オンラインイベント https://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/online/
講演は伝統製法の羊羹の作り方を英語と日本語で解説した「Youkan」と「シュガーロードマップ」
の資料を会場でお配りし、お話しする予定です。社長による講演は佐賀県内では多数ございます
が、東京では数回、イタリアのミラノ博イベント広場、大阪ポルトガル協会で各１回ずつと他の地域
ではあまりございませんので、ご覧いただければ幸いです。
会期 2023年1月27日(金)～2月5日(日)10：00～19：00
(初日は11：00から、最終日は18：00まで)
入場は閉場の1時間前まで
場所 東京ドーム
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
★神奈川、大阪に弊店社員が参ります。
伝統製法の羊羹「小城羊羹・特製切り羊羹」をはじめ、「とら焼宗歓」「丸ぼうろ」に
加え、「カシューナッツ羊羹」もお持ちする予定です。
百貨店での催し物の良い点は、お客様と弊店社員が対話を行いながら商品を選べる点
にございます。
伝統製法の羊羹をはじめとする村岡総本舗の羊羹・和菓子をご覧頂き、ご購入頂けれ
ば幸いです。
・２月１６日～２月２１日 横浜高島屋 「第43回グルメのための味百選」
（TEL 045－311－5111）
・２月２２日～２月２７日 阪急梅田店 「春の九州物産展」
（TEL 06－6361－1381）
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
★フェイスブック・インスタグラム等のご案内
季節限定の商品や、各地催し物のご案内を写真付きでご紹介しております。
「Ｇｏｏｇｌｅ」等にて「村岡総本舗 Facebookまたは、インスタグラム、ツイッター」
で検索、又は下記をクリックの上、ご覧頂ければ幸いです。
フェイスブック：https://www.facebook.com/muraokasouhonpo/
インスタグラム：https://www.instagram.com/muraokasohonpo/
ツイッター ：https://twitter.com/Muraokasohonpo
ＹｏｕＴｕｂｅ：https://www.youtube.com/channel/UCUdrWgXa1r8BLcYniRaeQdQ/videos
―――――――――――――――――――――――――――――――
★全国各地のお求め先はこちらからご覧頂けます。
店舗案内 https://muraoka-sohonpo.co.jp/tempo
―――――――――――――――――――――――――――――――
★通信販売のご案内
発送を承っております。「コーヒーに合う」と人気の「カシューナッツ羊羹」
「シベリア」をはじめおいしい羊羹、和菓子をご用意しておりますので、ご活用
頂ければ幸いです。
「カシューナッツ羊羹」 https://muraoka-sohonpo.com/?pid=159501998
「カシューナッツ羊羹詰め合わせ」 https://muraoka-sohonpo.com/?pid=162591801
「シベリア」 https://muraoka-sohonpo.com/?pid=148801740
ホームページ https://muraoka-sohonpo.co.jp/
電話 0952-37-3173（8時～17時） ＦＡＸ 0952-37-3191
―――――――――――――――――――――――――――――――
◆村岡総本舗だより◆
提供・発行：（株）村岡総本舗 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
本店・羊羹資料館 佐賀県小城市小城町８６１
TEL 0952－72－2131（代）
営業本部 TEL 0952－37－3173（代） FAX 0952－37－3191
※本誌に関する御意見・御感想・お問い合わせなど
info@muraoka-sohonpo.co.jp
