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◆村岡総本舗だより◆
2013年3月号 No.138
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弥生三月 春の訪ずれとともに春一番の風の便りも聞かれます。
7年前の平成18年、村岡総本舗は「肥前の菓子-長崎街道シュガーロードを
行く、佐賀新聞社刊・村岡安廣著」を世に送り出しました。
以来7年の内に多くの方々にお求めいただき、この春に版元売り切れとなり
ました。村岡総本舗各店で販売する分をもって販売終了となります。当初多く
の部数を印刷したため完売が危ぶまれましたがおかげ様にて好評のうちに売り
切れとなりました。
この元は佐賀新聞における連載広告「羊羹百話」にありました。昭和57年
11月、羊羹情報発信を目的として佐賀新聞一面下三段に掲載され始めた「羊
羹百話」はその後昭和58年5月より日本経済新聞西部版夕刊一面下三段にお
いても掲載され大きな反響をいただきました。羊羹百話は平成3年一冊の冊子
となりましたが、その数年後東京神田の古書店で当初定価の十数倍の価格で販
売されたとの記録が残されています。
「羊羹百話」に続いて「羊羹資料館案内」「肥前の菓子」が村岡総本舗から刊
行されました。村岡総本舗羊羹資料館はこのような出版活動の効果もあり、平
成9年には単独では佐賀県初の国の有形登録文化財となりました。
平成8年9年に8冊刊行された「月刊佐賀文化」に連載された「肥前シュガ
ーロードを行く-村岡安廣著」を契機に「シュガーロード」が脚光を浴びまし
た。その流れが加速し平成15年開館の佐賀城本丸歴史館を紹介する佐賀新聞
長崎新聞両紙の平成15年1月1日元旦特別号見開き頁には両県を代表する伝
統文化として羊羹とカステラが紹介されました。この記事を読み、全国的には
影の薄い佐賀県の菓子がバラエティに富み、伝統を良く伝えていることに着目
した村岡安廣村岡総本舗社長は佐賀新聞に伝統菓子の記事の企画を提案しまし
た。毎月1頁の紙面における伝統菓子のカラーでの紹介は大きな反響をよび、
このことを基にして「肥前の菓子-長崎街道シュガーロードを行く」が刊行さ
れました。
以来7年多くの方々に購入いただき、長崎県立歴史文化博物館には参考図書
として保管いただいております。今後はさらに研鑚を重ね、新たな情報を受発
し地域文化の代表としての伝統菓子をさらに大切なものといたしたく存じてお
ります。
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目次
・特集「中林梧竹展回顧と櫻の菓子」
・菓子文化セミナー『シュガーロード講座』」のご案内
・「羊羹のおいしさ」講座のご案内
・JTB「感動魅力人」のご案内
・フェイスブックのご案内
・「お客様の広場」
・今月の菓子
・最近取り上げていただいたテレビ、雑誌等
・直営店での催し物の御案内
・各地催し物の御案内
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★ 特集「中林梧竹展回顧と櫻の菓子」
平成24年12月15日より平成25年1月20日まで佐賀県立美術館、中林
梧竹記念館、小城市公民館で開催された「中林梧竹没後百年記念展」は、3万
人以上の来場者となり、盛況のうちに閉幕しました。
特筆すべきは「梧竹さん」と全国の人々に親しまれた中林悟竹の名作が一同
に会したことです。これらの名作を見比べると、八十七歳という当時では格別
な長寿を重ねた梧竹がその高齢を進めるうちに、大変な進歩を示していること
が判明します。同時に「書道の近代」が梧竹を中心とした人々によって創られ
ていったこともはっきりと体感されたのです。
斎藤茂吉をはじめ多くの人々に影響を与えた梧竹が「百年後の人々に評価され
る」と述べたのは当然といえるほどの梧竹の書の力が明確に示された秀れた書
道展となりました。
桜の季節が待たれる3月は、「梧竹さん」にもつながる桜の菓子が続々と村
岡総本舗より登場してきます。
梧竹代表作のひとつ「海外飛香」を四角い最中の形にした「海外飛香」がま
ずあげられます。小豆の粒を桜の花に見たて、最中のタネ(皮)に「桜の花」を
映しています。
小城公園に残る「櫻岡公園」の石碑も梧竹の筆によるものです。櫻岡は小城
公園の基となった三百年以上も前から植えられた桜の岡で、小城鍋島藩校から
生れた桜岡小学校の南西に石碑は建立されています。
有名な桜岡小学校の校歌「朝日ににおう国ツ花」の歌い出しは、本居宣長の和
歌「敷島の大和心を人とわば朝日ににおう山桜花」から採られたとされていま
す。薄切りの羊羹を小さく切り分けた「櫻岡」は、桜の木、葉、花をそれぞれ
に表わし箱の中に小分けした菓子です。発売以来独特の味わいが大きな人気を
よんでいます。
毎年三月だけの「岡の花」も梧竹作品に由来しています。後西院御製の「さ
く花にましる岡べの松の葉はいつとなきしも色を添えつつ」の和歌が、桜岡の
頂上に石碑となっています。この文字も梧竹書であり、この歌に因む菓子が
「岡の花」として毎年三月に製造されています。
これらの桜と「梧竹さん」に関わる羊羹和菓子は桜の名所小城の春を味わう
品として多くの方々に愛されています。
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★ 「菓子文化セミナー『シュガーロード講座』」のご案内
1.開催地 村岡総本舗 福岡店
福岡市中央区浄水通り4-18 TEL 092-526-0757
西鉄「教会前バス停(中央区)」付近
2.内 容 シュガーロードと称される長崎街道とシュガーアイランド九州を
中心とした伝統菓子を探るセミナー
3.講 師 村岡総本舗 社長 村岡安廣
4.開催日 平成24年4月より毎月1回14時~15時30分予定
(変更の場合もあります)
平成25年 3月 9日(土)
5.参加料 各回1000円(資料代・菓子代)
6.お申し込み方法
電 話 0120‐358‐057(無料)
メール info@muraoka-sohonpo.co.jp
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★「羊羹のおいしさ」講座のご案内
数種類の羊羹を実際にご試食していただきながら、佐賀が羊羹購入額日本一の
理由や、材料などについて学べるセミナーです。
●佐賀総本店
講 師 :村岡総本舗 副社長 村岡由隆
開 催 日 時 :3月3日(日) 4月7日(日) 5月12日(日)
開 始 時 刻 :午前10時
定 員 :32名
参 加 費 用 :無 料
所 要 時 間 :60分
場 所 :
※なるべく早目のご予約をお願い致します。
予約電話番号:0952‐31‐2131
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★JTB「感動魅力人」のご案内
JTB主催の感動魅力人に村岡総本舖村岡由隆副社長が推薦され、平成24年
10月より月に一回村岡総本舗羊羹資料館にて小城羊羹の歴史や展示品について
解説を行っております。
お申込みなど詳しくは下記のホームページをご覧下さい。
JTB感動魅力人ホームページ(http://www.jtb.co.jp/miryokubito/index.asp)
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★フェイスブックのご案内
「Googleにて「村岡総本舗 Facebook」で検索、又は下記をクリックして
下さい。
(http://ja-jp.facebook.com/muraokasouhonpo)
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★「お客様の広場」
店頭や村岡総本舗羊羹資料館等でアンケートに答えていただいたお客様のご意
見を掲載いたします。
ありがたいご意見を数多くいただき、本当に感謝いたしております。
ご協力ありがとうございました。
「黒豆羊羹を新年のご挨拶に使いました。先方も喜んでくれ、心暖かになりました」
(雲仙市・女性)
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★今月の菓子
●「岡の花」(季節の棹物)
“桜の名所百選”の小城公園の「桜岡」をイメージして作られました。羊羹作り
同様に研究を重ね、やわらかな味わいに仕上げました。
・定価1365円 (通信販売不可) ・賞味期限 7日間
・販売期間 3月
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/category/003_okanohana.html)
●「櫻羊羹」
櫻羊羹の名は羊羹のふるさと小城が三百年の昔より桜の名所であったことから
名付けられました。白小豆のみを使った繊細で上品な味わいは菓子愛好家の方々
からも支持されています。
・定価1365円 (通信販売可) ・賞味期限 15日間・販売期間 通年
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/sakura_yokan.html)
●「おぎおんさん」
桜の花びらの形をしたかわいらしい羊羹です。大変貴重な国産の白小豆や
大手亡豆を使った本格的な羊羹です。
ハート型にも見えることからホワイトンデーにもご利用頂いております。
・定価 5個入り 630円 10個入り 1050円(通信販売可) ・賞味期限 90日間
・販売期間 1月~7月
おぎおんさん
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/ogionsan.html)
●「菜の花」(上生菓子)
春の代表的な風物詩の一つである菜の花をきんとんで表現しました。小豆の粒
あんと白いんげん豆から作られるきんとんのハーモニーをお楽しみ下さい。
・定価231円 (通信販売不可) ・賞味期限 当日限り
・販売期間 3月
●小城の朔羊羹
年に6回限り生産する和三盆糖、備中産赤大豆を使用し最高品質の本練り羊羹です。
・価格 10500円(通信販売可)・賞味期間 20日間
・販売期間4、7、8、12、1、3月の1日のみ
※ただし、十五箱以上のご注文いただければ製造が可能ですので、ご相談ください。
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/tsuitachi.html)
商品のご注文、お問い合わせは下記の方までお願いいたします。
また、これらの商品がない店舗も一部ございますのでご了承ください。
ホームページ http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
mail info@muraoka-sohonpo.co.jp
フリーダイアル 0120-35-8057(午前8時~午後8時)
FAX 0952-37-3191
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★ 最近取り上げていただいたテレビ、雑誌等
・『サンデー毎日』2月10日号の“長崎街道 南蛮砂糖の道をゆく”特集に村岡総
本舗羊羹資料館と「櫻羊羹」が紹介されました。
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★直営店での催し物の御案内
●3月29日(金) 唐津店47周年祭(午前9時~午後7時30分)
●とら焼宗歓四個付キャンペーン日程
・3月 2日(土) 唐津店 (午前9時~午後7時30分)
唐津中央店(午前8時~午後8時)
・3月 9日(土) 福岡店 (午前10時~午後7時)
・3月16日(土) 多久店・白石店(午前8時~午後8時)
・3月24日(日) 本店 (午前8時~午後8時)
小城中央店(午前8時~午後8時)
小城駅前店(午前9時~午後6時)
・「とら焼宗歓4個付けキャンペーン」では店内商品1,050円以上お買い上げの
お客様に『とら焼宗歓』四個進呈
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★ 各地催し物の御案内
「特製切り羊羹」、「とら焼き宗歓」、「丸ぼうろ」、「極上羊羹 心・愛・和」
をお持ちする予定です。
・2月27日~3月 5日 阪急梅田 (TEL 06-6361-1381)
・2月27日~3月 5日 西宮阪急 (TEL 0798-62-1381)
・2月27日~3月 5日 港南台高島屋(TEL 045-833-2211)
・3月 5日~3月 9日 西鉄タミー (TEL 0942-34-3421)
・3月13日~3月19日 小田急藤沢店(TEL 0466-26-6111)
・3月14日~3月20日 近鉄阿倍野 (TEL 06-6624-1111)
・3月20日~3月25日 新宿高島屋 (TEL 028-636-2211)
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★ お願い
おかげさまで「村岡総本舗便り」は登録者数が3036名となりました。
また、店舗でお渡ししている「ダイジェスト版」のほうも1月は約11300名の方に
お渡しができ、本当にありがたく存じます。一人でも多くの方に和菓子のすばら
しさを知っていただければと思っておりますので、和菓子にご興味がある方には
ぜひ下記のアドレスをお知らせください。
すぐにご登録いただけます。
http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/mailmagazine.html
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★福岡空港をご利用の皆様へ
第一ターミナル、第二ターミナル2階の岩田屋で「小城羊羹(2本入1575円・3本入
2310円)・小型小城羊羹(5本入672円・8本入1050円・12本入1575円)」(税込み
価格)がお買い求めになれます。
販売店は下記を御参照ください
福岡空港第2ターミナル
(http://shop.fuk-ab.co.jp/store/shop/details/shop_detail59.html)
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◆村岡総本舗だより◆
提供・発行:(株)村岡総本舗 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
本店・羊羹資料館 佐賀県小城町861
TEL 0952-37-3173(代)
0120-35-8057
FAX 0952-37-3191
※本誌に関する御意見・御感想・などのお問い合わせ先
info@muraoka-sohonpo.co.jp
※当メールマガジンに掲載された記事を使用なさる場合は、メールにて一言お
申し付けください。
※本誌のご解約は、「メールマガジン不要」と書いてinfo@muraoka-sohonpo.co.jp
までお送り頂くか、ホームページ(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp)にて解
約して頂きますようお願い致します。