創業明治32年 (1899年) 小城羊羹初祖 村岡総本舗

村岡総本舗だより2月号137号

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◆村岡総本舗だより◆
 2013年2月号 No.137
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 正月もあっという間に過ぎ去って、きさらぎ2月を迎えました。
 2月は村岡総本舗にとって記念すべき月であり、村岡総本舗は今月創業114年
となります。明治32(1899)年以来114年の歴史の中に、村岡総本舗は多くの方々
を迎えそして送ってきました。そして羊羹伝統菓子を中心とした仕事の中でそ
の歴史を記録した出版物も生まれました。
 その元となったのは村岡総本舗三代目社長村岡安夫が採録された大隈秀夫著
「一筋の道」(株式会社テレビ西日本、昭和46年刊)とされています。当代一の
評論家と言われた大宅壮一に師事した大隈は、九州の実業人を紹介した大冊
「一筋の道」を著わし、九州の産業振興に寄与しました。佐賀県出身の大隈が、
当時九州銘菓協会会長であった村岡安夫をとりあげたのは業界の中心人物であ
り、地元佐賀県との縁があったことからと推察され、当代一のさし絵画家おお
ば比呂司による人物像とあわせ、貴重な資料となりました。村岡安夫はその後
九州銘菓設立30周年の記念誌「三十年のあゆみ」を刊行し、その後刊行された
九州銘菓50年誌「九州の銘菓」(平成12年刊)の基盤をつくり上げました。
 生誕百年にあたる昭和59年に刊行した村岡総本舗二代目社長村岡安吉の伝記
「村岡安吉伝」は多くの反響をよびました。村岡安吉は佐賀新聞社刊行の「佐
賀生んだ幕末・明治の500人」(福岡博編)や佐賀県立佐賀城本丸歴史館における
「近代の佐賀人」のひとりに選定され、さらに入場券にも採用され、村岡安吉
の名は広く知られるところとなりました。
佐賀新聞、日本経済新聞における広告をまとめた「羊羹百話」(平成3年)「羊
羹資料館案内」(平成8年)「肥前の菓子」(平成11年)は、いずれも好評のうち
に迎えられました。「羊羹百話」は経費を切り詰め破格の三百円という安い価
格で発売されましたが、数年後には東京神田の古書店で四千円で販売されたと
いう話も伝わっています。
村岡安廣社長が監修した「九州の菓子」はFUKUOKA STYLE16~26号(平成8~11年)
に連載され、貴重な映像資料が残されました。
佐賀城本丸歴史館が平成15年開館し、この年の1月1日の佐賀新聞、長崎新聞の
誌面に両県を代表する伝統文化として羊羹とカステラが大きく紹介されたこと
を契機に連載された佐賀新聞の「肥前の菓子」の特集記事をもとに平成18年3月
1日「肥前の菓子-シュガーロード長崎街道を行く」(村岡安廣著、佐賀新聞社
刊)が刊行されました。砂糖街道(シュガーロード)といわれる長崎街道を中心
とした砂糖文化、菓子文化を取りあげた定本として多くの方々の好評を博して
います。
村岡安廣社長が理事長をつとめる全国銘産菓子工業協同組合の60周年誌「日本
の菓子 全国銘菓」も平成22年刊行され、全国の92の名店をはじめとした各地
の銘菓の歴史が一同に紹介されました。

 村岡総本舗が関わり、伝統菓子をさまざまな形で紹介する出版物を案内させ
ていただきました。今後もこのような出版等を通じて羊羹伝統菓子の世界をさ
らに充実させていただきたく存じております。
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目次
・特集「櫻岡」
・菓子文化セミナー『シュガーロード講座』」のご案内
・「羊羹のおいしさ」講座のご案内
・JTB「感動魅力人」のご案内
・フェイスブックのご案内
・「お客様の広場」
・今月の菓子
・最近取り上げていただいたテレビ、雑誌等
・直営店での催し物の御案内
・各地催し物の御案内
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★「櫻岡」

きさらぎ2月、「節分の豆まき」行事が全国で行なわれます。
 今回は豆のパワーに因む、いわゆるパワースポットそして羊羹の紹介です。
「羊羹のふるさと小城」には古来仏教がさまざまに伝わりました。とりわけ十七
世紀、明から清となった中国より多くの禅僧がわが国に渡来し、中国の最先端の
食文化が招来されたのです。
 象徴的な人物は隠元で黄檗禅の日本における祖として知られています。黄檗は
食文化を伝え、その中でもインゲンマメや寒天(寒ざらしトコロテンの略)は隠
元がもたらしたもの(寒天の名付親は隠元)とされています。
 小城市の祥光山星巌寺、鹿島市の円福山普明寺は黄檗を招来した小城鍋島藩、
鹿島鍋島藩の菩提寺でいずれにも小城羊羹、稲荷羊羹がつくられその伝統が息づ
いています。昨年没後二百五十年還忌が行なわれた蓮池鍋島藩出身の売茶翁のゆ
かりの地佐賀市蓮池龍津寺は戦災により寺院は消失しましたが、近年再建が進行
し往年の面影が残されるところとなりました。売茶翁が京都大本山萬福寺前で茶
を売った故事を倣って、失業したならば萬福寺前で豆を売ろうと志した同じ蓮池
出身、グリコ創業者江崎利一も豆のパワーを信じる者の一人でありました。
 このところの生活の洋風化の定着により、豆を主原料とする羊羹そのものを敬
遠される状況もあるほどに、羊羹は菓子のいわば入口にあるのではなく、最も奥
に位置する味わいがあるといわれています。すなわち和菓子の代表格であるだけ
に、簡単に理解しにくい傾向が見られるのです。それだけに奥が深く、和菓子の
神髄を極め、最高の味わいを楽しめる菓子ともいえそうです。
 この伝統の味わいを理解し、さらに深めるための羊羹が村岡総本舗より一昨年
秋に発売されました。「羊羹のふるさと小城」が「桜の名所百選」の地であるこ
とに因む新商品「櫻岡」です。桜の名所小城公園の中心である櫻岡の桜の歴史は
三百年以上とされ、その花や葉、樹木の色を羊羹におとし、薄型のかわいらしい
形ができ上がっています。本来のみずみずしさだけではなく、独特のシャリ感も
楽しめることも従来の「切り羊羹」とは若干異なります。
 2月14日のバレンタインそして3月14日のホワイトデーにも喜ばれる装い
がなされています。
現在予約販売と一部の限定販売を行なっております。

「櫻岡」小型羊羹(10グラム)9個入 1箱 1575円 賞味期間 20日間
2月10日、3月10日販売予定
  (http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/sakuraoka.html)
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★ 「菓子文化セミナー『シュガーロード講座』」のご案内

  1.開催地 村岡総本舗 福岡店
         福岡市中央区浄水通り4-18 TEL 092-526-0757
           西鉄「教会前バス停(中央区)」付近
  2.内 容 シュガーロードと称される長崎街道とシュガーアイランド九州を
        中心とした伝統菓子を探るセミナー
  3.講 師 村岡総本舗 社長 村岡安廣
  4.開催日  平成24年4月より毎月1回14時~15時30分予定
          (変更の場合もあります)
         (1)平成25年 2月 9日(土)
         (2)  同   3月 9日(土)
  5.参加料 各回1000円(資料代・菓子代)
  6.お申し込み方法
        電 話  0120‐358‐057(無料)
             
        メール  info@muraoka-sohonpo.co.jp
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★「羊羹のおいしさ」講座のご案内

 数種類の羊羹を実際にご試食していただきながら、佐賀が羊羹購入額日本一の
 理由や、材料などについて学べるセミナーです。

 ●佐賀総本店
 講    師 :村岡総本舗 副社長 村岡由隆
 開 催 日 時 :2月17日(日) 3月3日(日) 4月7日(日)
 開 始 時 刻 :午前10時
 定    員 :32名
 参 加 費 用 :無 料
 所 要 時 間 :60分
 場    所 :
              
※なるべく早目のご予約をお願い致します。
 予約電話番号:0952‐31‐2131
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★JTB「感動魅力人」のご案内

JTB主催の感動魅力人に村岡総本舖村岡由隆副社長が推薦され、平成24年
10月より月に一回村岡総本舗羊羹資料館にて小城羊羹の歴史や展示品について
解説を行っております。

 お申込みなど詳しくは下記のホームページをご覧下さい。
   JTB感動魅力人ホームページ(http://www.jtb.co.jp/miryokubito/index.asp)
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★フェイスブックのご案内

「Googleにて「村岡総本舗 Facebook」で検索、又は下記をクリックして
下さい。
(http://ja-jp.facebook.com/muraokasouhonpo) 
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★「お客様の広場」

 店頭や村岡総本舗羊羹資料館等でアンケートに答えていただいたお客様のご意
見を掲載いたします。                   
ありがたいご意見を数多くいただき、本当に感謝いたしております。
ご協力ありがとうございました。

「帰省した際に土産に買っています。こちらの店舗は気軽に寄れるので便利で
 す。従業員の方も親切、丁寧で良いです。」
 (東京都・女性) 
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★今月の菓子

●「おぎおんさん」
 桜の花びらの形をしたかわいらしい羊羹です。大変貴重な国産の白小豆や
 大手亡豆を使った本格的な羊羹です。
ハート型にも見えることからバレンタインデーにもご利用頂いております。
  ・定価 5個入り 630円 10個入り 1050円(通信販売可) ・賞味期限 90日間
・販売期間 1月~7月
 おぎおんさん
 (http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/ogionsan.html)

●「蒸し羊羹」(季節の棹物)
 起源は煉り羊羹より古く、鎌倉・室町時代にさかのぼります。なめらかな舌
  ざわりで小豆の少し苦みのある豊かな味わいが楽しめます。日もちがしない
  ため、今の時期だけの販売ですのでお早めにお買い求め下さい。
・定価1365円 (通信販売不可) ・賞味期限 7日間
・販売期間 2月
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/category/002_mushiyokan.html)

●「おびな・めびな」(上生菓子)
みどり色、桃色の煉切りと白の煉切を張り合わせ、小豆あんに巻いて装束姿
  をあらわしました。かわいらしい菓子を桃の節句にどうぞ。
  ・定価231円(通信販売不可) ・賞味期限 当日限り  
・販売期間 2月~3月(要予約)

●「菜畑」 
  中国に由来する伝統的なもち菓子をイメージして作りました。日本最古の稲
  作の遺跡と言われている唐津市菜畑の名に由来し、もち菓子がお好きなお客
様に特に好評です。(梅、柚子、小倉の三種)
・定価168円 (通信販売可) ・賞味期限 12日間
・販売期間 通年
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/nabatake.html)

 商品のご注文、お問い合わせは下記の方までお願いいたします。
 また、これらの商品がない店舗も一部ございますのでご了承ください。
ホームページ http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
  mail info@muraoka-sohonpo.co.jp
フリーダイアル 0120-35-8057(午前8時~午後8時)
  FAX  0952-37-3191
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★ 最近取り上げていただいたテレビ、雑誌等

・Webマガジン『コラージ』十二月号に村岡総本舗が掲載され、黒豆羊羹や特製
 切り羊羹、羊羹資料館などが紹介されました。

・カフェマガジン二月号増刊誌『HIYORI‐新しい和菓子』(グラフィス発
行)に特製切り羊羹などが収載されました。

・郵便情報誌『散歩人』一月号(ユーティ発行)「局長さんご推薦-お取り寄せの
 逸品・全国産品プレゼント」コーナーに、小城市三日月郵便局の百﨑立局長によ
 るご推薦として小城羊羹・特製切り羊羹が紹介されました。
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★直営店での催し物の御案内
●2月2日(土) 白石店感謝祭  (午前8時~午後8時)
●2月9日(土) 小城中央店感謝祭(午前8時~午後8時)
 ・案内状をお持ちのお客様に、「小型小城羊羹(2本入り)」進呈
 ・切り立ての味が楽しめる「特製切り羊羹」の実演販売(午前10時・午後3時)
 ・小豆の風味豊かな「自家製ぜんざい」の無料サービス

●とら焼宗歓4個付けキャンペーン日程
 ・2月16日(土) 佐賀駅北口店、唐人町店(午前8時~午後8時)
 ・2月23日(土)24日(日) 鳥栖店(午前8時~午後8時)
  店内商品1050円以上お買い上げのお客様に『とら焼宗歓』4個無料進呈
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★ 各地催し物の御案内

「特製切り羊羹」、「とら焼き宗歓」、「丸ぼうろ」、「極上羊羹 心・愛・和」
をお持ちする予定です。

・1月30日~2月 5日 玉川高島屋 (TEL 03-3709-1111)
・2月16日~2月25日 横浜高島屋 (TEL 045-311-5111)
・2月16日~2月20日 長崎浜屋  (TEL 095-824-3221)
・2月27日~3月 5日 阪急梅田  (TEL 06-6361-1381)
・2月27日~3月 5日 西宮阪急  (TEL 0798-62-1381)
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★ お願い

おかげさまで「村岡総本舗便り」は登録者数が3012名となりました。
また、店舗でお渡ししている「ダイジェスト版」のほうも1月は約12450名の方に
お渡しができ、本当にありがたく存じます。一人でも多くの方に和菓子のすばら
しさを知っていただければと思っておりますので、和菓子にご興味がある方には
ぜひ下記のアドレスをお知らせください。
すぐにご登録いただけます。
 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/mailmagazine.html 
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★福岡空港をご利用の皆様へ

第一ターミナル、第二ターミナル2階の岩田屋で「小城羊羹(2本入1575円・3本入
2310円)・小型小城羊羹(5本入672円・8本入1050円・12本入1575円)」(税込み
価格)がお買い求めになれます。

販売店は下記を御参照ください

福岡空港第2ターミナル
(http://shop.fuk-ab.co.jp/store/shop/details/shop_detail59.html)
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◆村岡総本舗だより◆
提供・発行:(株)村岡総本舗 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
本店・羊羹資料館 佐賀県小城町861 
     

     TEL 0952-37-3173(代)
     0120-35-8057
     FAX 0952-37-3191

※本誌に関する御意見・御感想・などのお問い合わせ先
     info@muraoka-sohonpo.co.jp
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※本誌のご解約は、「メールマガジン不要」と書いてinfo@muraoka-sohonpo.co.jp
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 解約して頂きますようお願い致します。