創業明治32年 (1899年) 小城羊羹初祖 村岡総本舗

村岡総本舗だより2月号125号

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◆村岡総本舗だより◆
 2012年2月号 No.125
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 きさらぎ2月、「節分の豆まき」行事が全国各地で行なわれます。
「節分の豆まき」は古来大切な行事として守り伝えられてきました。清潔な白は
健康であることの願いをこめて、白い米や餅が正月などの節目節目に用いられま
す。赤い小豆は魔除けの役割をもつ食の力として祝事等にその役割を担ってきま
した。「豆まき」には通常大豆が用いられますが、和菓子の代表格である羊羹の
原料には、主に小豆、いんげん豆が使用されます。小豆、いんげん豆は大豆に劣
らず人体に有益な成分が多く含まれ、健康への影響評価は高いとされています。
 「羊羹のふるさと小城」では小豆、いんげん豆を主原料とした煉羊羹づくりが
明治初年より約百四十年にわたって伝えられ、小城市内には羊羹専門店が三十近
くを数えるところとなっています。この伝統の技は「切り羊羹」にあるとされ、
昨年11月大阪伊勢丹三越百貨店にて開催の羊羹コレクションにおいても「村岡
総本舗特製切り羊羹」が大きくとり上げられ、JR大阪駅周辺のポスターのメイ
ンテーマとしてその姿が数多く見受けられました。
 このところの生活の洋風化の定着により、羊羹そのものを敬遠される状況もあ
るほどに、羊羹は菓子のいわば入口にあるのではなく、最も奥に位置する味わい
があるといわれています。すなわち和菓子の代表格であるだけに、簡単に理解し
にくい傾向が見られるのです。それだけに奥が深く、和菓子の頂点を極め、最高
の味わいを楽しめる菓子ともいえそうです。
 この伝統の味わいを理解しやすくするための羊羹がこの度村岡総本舗より昨年
秋に発売されました。「羊羹のふるさと小城」が「桜の名所百選」の地であるこ
とに因む新商品「櫻岡」です。桜の名所小城公園の中心である櫻岡の桜の歴史は
三百年以上とされ、その花や葉、樹木の色を羊羹におとし、薄型のかわいらしい
形ができ上がっています。本来のみずみずしさではなく、独特のシャリ感が楽し
めるところも従来の「切り羊羹」とは若干異なる味わいです。
 2月14日のバレンタインそして3月14日のホワイトデーにも喜ばれる装い
がなされています。
現在予約販売と一部の限定販売を行なっております。

「櫻岡」小型羊羹(10グラム)9個入 1箱 1575円 賞味期間 20日間
2月10日、3月10日販売予定

  (http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/sakuraoka.html)
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目次
・特集「『シュガーロード』の由来」
・フェイスブックのご案内
・「肥前の菓子 シュガーロード長崎街道を行く」のご案内
・「羊羹のおいしさ」講座のご案内
・「お客様の広場」
・今月の菓子
・最近取り上げていただいたテレビ、雑誌等
・直営店での催し物の御案内
・各地催し物の御案内
・「とらやき宗歓」アンケート1月の当選者発表
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★「『シュガーロード』の由来」

 このところ長崎街道が「砂糖街道」すなわち「シュガーロード」として、さまざ
まなメディアにより盛んに取り上げられています。雑誌「和樂二月号」にも『「し
あわせ和菓子」名鑑』の特集記事合計四十五頁に「九州シュガーロード」として六
十六頁より七十五頁まで十頁にわたり紹介されました。
 七十二頁には村岡総本舗の櫻羊羹が本店や紹介者の和菓子研究家金塚晴子さん、
村岡安廣社長の写真とともに、大きく紹介されています。金塚さんは「砂糖街道の
生字引、村岡さんの羊羹には風格があります」と表現されています。
 この「シュガーロード」なることば九州内では近年かなりの活躍を示すところと
なりました。元々は昭和六十二年鶏卵素麺老舗博多松屋創業四百年西日本新聞広告
の中に「シュガーロード」が登場しています。
 そして平成八年発刊の「月刊佐賀文化」に八回掲載された、村岡総本舗村岡安廣
社長による「肥前シュガーロードを行く」の記事が普及の発端となったとされてい
ます。「月刊佐賀文化」編集長の河村健太郎氏が、平成六年のポルトガル初体験で
ポルトガル菓子すなわち南蛮菓子の魅力にとりつかれた村岡社長に原稿依頼をした
連載であり、「三田評論」平成二十二年十一月号四十八頁には「シュガーロード長
崎街道の由来」と題した村岡社長の随筆が記録されています。
 当初「シュガーロード」ということばに若干違和感があったという村岡社長です
が、その後長崎新聞社刊明坂英二著「シュガーロード」が発刊され、次第にシュガ
ーロードが大きな道となってきたことから、平成十八年佐賀新聞社刊「肥前の菓
子」(村岡安廣著)の副題に「シュガーロード長崎街道を行く」を選んだのです。
「シュガーロード」は陸路の長崎街道を指すのではなく、江戸時代の長崎街道を中
心とした陸路や海路そして砂糖と菓子の状況において同じ風土の地域を想定したも
のであると村岡社長は日頃語っています。

参考図書
 肥前の菓子ーシュガーロード長崎街道を行く 佐賀新聞社刊 156頁 1冊 1000円
 肥前の菓子                村岡総本舗刊 66頁 1冊  500円
 和樂 平成24年2月号            小学館刊   178頁 1冊 1300円 
  (和樂を除く上記2図書は村岡総本舗各直売店にて販売いたしております。)
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★フェイスブックのご案内

弊店ではフェイスブックを設けました。よろしかったらご覧下さい。

(http://www.facebook.com/pages/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%9D
 %91%E5%B2%A1%E7%B7%8F%E6%9C%AC%E8%88%97/306525802717830) 
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★「肥前の菓子 シュガーロード長崎街道を行く」のご案内

 弊店社長・村岡安廣の著作「肥前の菓子」が佐賀新聞より発売されております。
長崎街道は菓子の技術が伝わった道として、「シュガーロード」とも呼ばれてい
ます。著者は研究のため、年月をかけて佐賀、日本はもちろん、ポルトガル、ス
ペイン、韓国、中国、タイなど多くの国々を訪れています。ぜひご一読下さい。

 価格1,000円(税込)

佐賀県内の書店、村岡総本舗直売店で販売しております。
メールでのご注文も受け付けております。お名前、ご住所、お電話番号、冊数を
ご記入の上、下記までご連絡下さい。
(送料1冊580円、冊数により違ってきます。)

info@muraoka-sohonpo.co.jp
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★「羊羹のおいしさ」講座のご案内

 「羊羹のおいしさ」について実際に試食していただきながら、豆の違い、寒天
 の違い、砂糖の違いによって味がどう違うのか確かめて頂くセミナーです。

 ●佐賀総本店
 開 催 日 時 :2月12日(日)・3月11日(日)・4月15日(日)
 開 始 時 刻 :午前10時
 定    員 :20名
 参 加 費 用 :無 料
 所 要 時 間 :60分
 場    所 :
              
●福岡店
 開 催 日 時 :2月19日(日)・3月20日(火・祝)・4月22日(日)
 開 始 時 刻 :午前10時 
 定   員 :21名
 参 加 費 用 :無 料
 所 要 時 間 :60分
 場    所 :福岡店 福岡市中央区浄水通り4-18
             

※開催日の2日前までにご予約をお願いいたします。
 予約電話番号:0952‐31‐2131
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★「お客様の広場」

 今回もホームページ上よりお買い上げいただいたお客様と、店頭でアンケート
に答えていただいたお客様のご意見を掲載いたします。     
                  
ありがたいご意見を数多くいただき、本当に感謝いたしております。
ご協力ありがとうございました。

「東京の実家への帰省の折、一人暮らしの実母のお土産に小型サイズの羊羹が
 ちょうどよく喜ばれています。」
  (佐賀市・宮島様)
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★今月の菓子

●「おぎおんさん・さくらSAKURA」
 桜の花びらの形をしたかわいらしい羊羹です。大変貴重な国産の白小豆や
 大手亡豆を使った本格的な羊羹です。
ハート型にも見えることからバレンタインデーにもご利用頂いております。
 
  ・定価 5個入り 630円 10個入り 1050円(通信販売可) ・賞味期限 90日間
・販売期間 1月~7月
 おぎおんさん
 (http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/ogionsan.html)
 さくらSAKURA
 (http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/sakura.html)

●「蒸し羊羹」(季節の棹物)
 起源は煉り羊羹より古く、鎌倉・室町時代にさかのぼります。なめらかな舌
  ざわりで小豆の少し苦みのある豊かな味わいが楽しめます。日もちがしない
  ため、今の時期だけの販売ですのでお早めにお買い求め下さい。
・定価1365円 (通信販売不可) ・賞味期限 7日間
・販売期間 2月
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/category/002_mushiyokan.html)

●「おびな・めびな」(上生菓子)
みどり色、桃色の煉切りと白の煉切を張り合わせ、小豆あんに巻いて装束姿
  をあらわしました。かわいらしい菓子を桃の節句にどうぞ。
  ・定価231円(通信販売不可) ・賞味期限 当日限り  
・販売期間 2月~3月(要予約)

●「菜畑」 
  中国に由来する伝統的なもち菓子をイメージして作りました。日本最古の稲
  作の遺跡と言われている唐津市菜畑の名に由来し、もち菓子がお好きなお客様  
  に特に好評です。(梅、柚子、小倉の三種)
・定価168円 (通信販売可) ・賞味期限 12日間
・販売期間 通年
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/nabatake.html)

 商品のご注文、お問い合わせは下記の方までお願いいたします。
 また、これらの商品がない店舗も一部ございますのでご了承ください。

ホームページ http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
  mail info@muraoka-sohonpo.co.jp
フリーダイアル 0120-35-8057(午前8時~午後8時)
  FAX  0952-37-3191
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★ 最近取り上げていただいたテレビ、雑誌等

・サガテレビ番組「スーパーニュース」で12月14日、『佐賀マイスター』萩原
 隆文小城工場主任の仕事ぶりが櫻羊羹の製造を通して紹介されました。

・佐賀新聞別冊『fit』12月16日付に、村岡由隆副社長講師の『羊羹のおいしさ
 講座』が掲載されました。

・NHK佐賀放送局開局70周年特別番組『未来に残したい佐賀遺産ベスト70』
 が12月28日に放送され、島田洋七さんが村岡総本舗小城本店で小城羊羹・特
 製切り羊羹を購入される場面が紹介されました。 
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★直営店での催し物の御案内

●2月 4日(土) 白石店感謝祭(午前8時~午後8時)
●2月11日(土) 小城中央店感謝祭(午前8時~午後8時)
 ・案内状をお持ちのお客様に、「小型小城羊羹(2本入り)」進呈
 ・切り立ての味が楽しめる「特製切り羊羹」の実演販売(午前10時・午後3時)
 ・小豆の風味豊かな「自家製ぜんざい」の無料サービス

●とら焼宗歓4個付けキャンペーン日程
 ・2月18日(土) 佐賀駅北口店、唐人町店(午前8時~午後8時)
 ・2月25日(土)26日(日) 鳥栖店(午前8時~午後8時)
  店内商品1050円以上お買い上げのお客様に『とら焼宗歓』4個無料進呈
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★ 各地催し物の御案内

「特製切り羊羹」、「とら焼き宗歓」、「丸ぼうろ」、「極上羊羹 心・愛・和」
をお持ちする予定です。

・2月 1日~2月 7日 玉川高島屋 (TEL 03-3709-1111)
・2月16日~2月22日 横浜高島屋 (TEL 045-311-5111)
・2月22日~2月28日 名鉄百貨店 (TEL 052-585-1111)
・2月23日~2月29日 京阪枚方  (TEL 072-846-1313)
・2月29日~3月 6日 中合福島  (TEL 024-521-5151)
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★とらやき宗歓アンケート1月の当選者

直営店や東京、大阪での催し物でお買い上げいただいたお客様に差し上げている
アンケートはがきの当選結果です。ホームページでお買い上げになられ、アンケ
ートに答えられた方も対象とさせていただきました。
「とらやき宗歓」(1113円相当分)を10名様にプレゼントさせていただきます。
おめでとうございます。

福田幸代様 (伊万里市) 竹井佐織様 (浜松市)
浜田佳代子様(佐賀市)  佐保エイ子様(佐賀市)
居石三枝子様(唐津市)  白浜節子様 (小城市)
相原征代様 (佐賀市)  富田久美子様(福岡市)
佐藤須美子様(大村市)  宮島瑞恵様 (佐賀市)
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★ お願い

おかげさまで「村岡総本舗便り」は登録者数が約2000名となりました。
また、店舗でお渡ししている「ダイジェスト版」のほうも1月は約12000名の方に
お渡しができ、本当にありがたく存じます。一人でも多くの方に和菓子のすばら
しさを知っていただければと思っておりますので、和菓子にご興味がある方には
ぜひ下記のアドレスをお知らせください。

すぐにご登録いただけます。
 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/mailmagazine.html
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★福岡空港をご利用の皆様へ

博多大丸エアポートショップで「特製羊羹(1本 1260円)」(税込み価格)が
お買い求めになれます。
第一ターミナル、第二ターミナル2階の岩田屋で「小城羊羹(2本入1575円・3本入
2310円)・小型小城羊羹(5本入672円・8本入1050円・12本入1575円)」(税込み
価格)がお買い求めになれます。

販売店は下記を御参照ください

博多大丸エアポートショップ
(http://fukuoka.e-machi.ne.jp/109389/)

福岡空港第2ターミナル
(http://shop.fuk-ab.co.jp/store/shop/details/shop_detail59.html)
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◆村岡総本舗だより◆

提供・発行:(株)村岡総本舗 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
本店・羊羹資料館 佐賀県小城町861 
     

     TEL 0952-37-3173(代)
     0120-35-8057
     FAX 0952-37-3191

※本誌に関する御意見・御感想・などのお問い合わせ先
     info@muraoka-sohonpo.co.jp
※当メールマガジンに掲載された記事を使用なさる場合は、メールにて一言お
 申し付けください。
※本誌のご解約は、「メールマガジン不要」と書いてinfo@muraoka-sohonpo.co.jpまで
 お送り頂くか、ホームページ(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp)にて
 解約して頂きますようお願い致します。

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