創業明治32年 (1899年) 小城羊羹初祖 村岡総本舗

村岡総本舗だより8月号23号

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◆村岡総本舗だより◆
    2003年8月1日 第23号
毎月一回発行の和菓子の情報誌です。一人でも多くの方に和菓子の持つ季節感やすば
らしさを知っていただければ幸いです。
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最近の店頭で行っているアンケートやお客様との会話で「季節限定の菓子
が多くて面白いですね」というご意見をよくいただいております。
 また、外側がクッキー生地で中がパイナップルのジャムの季節限定商品の「鳳
梨萬頭(おんらいまんと)」の説明を高校生のお客様にしたところ、「知っていま
す。でも、今日は『あげまきサブレ』を買います。」と言われ、うれしくなりまし
た。

また、マラソンの高橋尚子選手が佐賀に来た時、「小城羊羹」を以前からご存知で、
「シャリ感のあるほうが好きです。」とおっしゃったと人づてに聞き、うれしく思い
ました。

「和菓子は若い人には好まれない」と思っていらっしゃる方もあると思いますが、餡
を使わない和菓子も多く、普通の小豆餡が嫌いな方でも白餡なら大丈夫という方も
多いようですので、いろいろとご試食をしていただき、一人でも多くの方に和菓子の
よさを知っていただければと思っております。
 
 今回も「村岡総本舗だより」の読者の特典といたしまして、「村岡総本舗だより」
の一枚目をプリントアウトして直売店にもって来ていただいた方に、100円前後の
商品を1個プレゼントします。「村岡総本舗だよりを持ってきました」と販売員渡し
ていただきますよう、お願いいたします。
期限は8月1日~31日です(催し物の日は除く)。ささやかなプレゼントですが、ぜ
ひご活用ください。

特集は「名産品・特産品としての小城羊羹」です。去年の夏は知り合いの小学六年
生が村岡.総本舗の羊羹資料館を自由研究の題材にしていましたので、なにかそう
いうお手伝いができないかと思っていました。書店で調べていたところ、「やってみ
よう!夏休みの自由研究3・4年生」(成美堂出版)に「名産品・特産品を調べよう」
という記事があり、「インターネットで調べる」という項目がありました。ホーム
ページ上の「小城羊羹の由来」などに加え、この特集を参考にしていただければ
と思います。
 また、何か分からない点がございましたら下記のメールアドレスまでご質問くださ
い。すぐには返事ができませんが、3~4日中にはお答えできると思います。
info@muraoka-sohonpo.co.jp

最後に、うれしいお知らせです。弊店社長の村岡安廣が読売新聞主催の第4回活字
文化推進フォーラムにパネリストとして参加します。9月13日(土)午後1時~4
時まで、福岡市のアクロス福岡イベントホールにて、評論家の俵萌子さんの基調講
演のあと、作家の重松清、高橋のぶ子さんと「生きがいとしての読書」をテーマにパ
ネルディスカッションを行う予定です。(基調講演13:00~14:20)参加無
料です。聴講希望の方は、はがきかFAXで〈1〉郵便番号〈2〉住所〈3〉氏名
〈4〉年齢〈5〉職業〈6〉電話番号〈7〉講師への質問事項を記入の上、下記まで
ご連絡ください。
締め切りは9月3日で抽選で聴講券を送られるそうです。

〒810・8581(住所不要) 読売新聞西部本社福岡総本部3階
「9・13フォーラム係」
(FAX092・741・4227) 
また、下記のホームページからも申し込みができるようです。
http://www.yomiuri.co.jp/katsuji/
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目次
・特集「名産品・特産品としての小城羊羹」
・今月の菓子
・「お客様の広場」
・直営店での催し物の御案内
・各地催し物の御案内
・「特製切り羊羹」実演販売
・「とらやき宗歓アンケート7月の当選者発表
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★特集「名産品・特産品としての小城羊羹」
 
 小城町は小さい町ですが、そのなかに19軒もの羊羹屋さんがあります。また、昔小
城町で羊羹屋をしていて、今はほかの佐賀市などで「小城羊羹」を作っているところ
をあわせると29軒にもなります。
ほとんどのお店で、外側が砂糖でシャリっと硬くなる昔ながらの製法の「切り羊羹」
を作っていますが、この作り方自体が全国的にみて珍しいので、そういうお店が29件
も集まっているということはかなり珍しいことです。

それではなぜ小城町で羊羹が特産品になったのでしょうか?
理由は多いので、箇条書きにします。

① 明治時代から昭和のはじめにかけて、羊羹は賞味期間が長いため携帯食、保存食
として軍隊で役に立っていた。(その頃は包装や保存法が発達していなかったので、
保存食はキャラメルか羊羹しかなかった)小城町は長崎の海軍と久留米の陸軍のちょ
うど真ん中にあり、運ぶのに適地であった。

② 小城町は鎌倉時代は千葉氏、江戸時代は鍋島氏が治めた城下町で、茶道の文化
が発達していたので、抹茶と一緒に食べるのにちょうどよかった。

③ 昔は唐津と福岡を結ぶ鉄道は唐津線が便利で、小城町は唐津線が通っていたので
人の出入りが激しかった。

④ 昔はエネルギーの中心の石炭を産出する炭鉱が多い地域にあり、人口が多かっ
た。

⑤ 名水百選に選ばれた清水川そしてその本流の祇園川が町を流れており、おいしい
水からおいしい羊羹が作られた。

⑥ 昔は小城郡であった富士町一帯で小豆いんげん豆が作られていた。

ほかにも理由はあるかもしれませんが主なものはこれぐらいです。
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★今月の菓子

●「岩蔵」(いわくら)(季節の棹物)
  もち米からできた道明寺粉のあっさりとした味わいと、大形の小豆の粒餡の絶
妙なハーモニーをお楽しみください。冷蔵庫で冷やすとひんやりとしてよりいっそう
おいしくいただけます。
   ・定価1200円 (通信販売可) ・賞味期限 10日間
・販売期間 8月
(https://www.muraoka-sohonpo.co.jp/page-html/osusume.php3?no=2003080101)

●「茶神物語・夏」
 寒天を使った和風ゼリーの季節限定商品「祇園川」と「水ようかん」の入った詰め
合わせ「茶神物語・夏」が味わえるのもあと一か月となりました。
 単品(一個200円~250円)での購入も可能ですので、「『祇園川』はほとんどの種
類を食べたけど、『梅』だけ見逃していた」といった方はお早めにお買い求めくださ
い。
「茶神物語」(脊振の翁物語)とは「雨月物語」で知られる上田秋成が著わした佐賀
県脊振山を舞台とした幻想的なお話です.
3100円では従来品より水ようかんを1個増量した15個詰、5100円では2個増量した
26個詰のサービスを行っています。そのかわり水ようかんを全部小倉にするなどの
詰め替えのサービスはお受けできませんのであらかじめご了承下さい。
・定価 3100円、5100円(箱代200円)(通信販売可)
・賞味期限「祇園川」は150日間、水ようかんは90日間
・販売期間 6月~8月
 (https://www.muraoka-sohonpo.co.jp/page-html/osusume.php3?no=2003080102)
・「水羊羹」のみのお買い求めはこちらからどうぞ
(https://www.muraoka-sohonpo.co.jp/page-html/osusume.php3?no=2003080103)
・「祇園川」のみのお買い求めはこちらからどうぞ
(https://www.muraoka-sohonpo.co.jp/page-html/osusume.php3?no=2003080104)

●「水まんじゅう」(季節の朝生)
 ひんやりとしてとろっととろけるこの時期にぴったりのお菓子です.
冷してお召し上がりください.
・定価300円 (通信販売不可)
・賞味期限 2日間
・販売期間 5~8月

●「花桔梗」(上生菓子)
 秋の七草の一つである桔梗は早い所では初夏の頃から咲き始めます。清楚で気品
がある花として人々に好まれています。白餡を紫に染めて包み桔梗の花の形を表現
しました。
・定価180円 (通信販売不可)
・賞味期限 当日限り
・販売期間 8月

商品のご注文、お問い合わせは下記の方までお願いいたします。
また、これらの商品がない店舗も一部ございますのでご了承ください。
ホームページ https://www.muraoka-sohonpo.co.jp
mail info@muraoka-sohonpo.co.jp
フリーダイアル 0120-35-8057(午前8時~午後8時)
FAX  0952-37-3191
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★「お客様の広場」

 今回もホームページ上よりお買い上げいただいたお客様と、店頭でアンケートに
答えていただいたお客様のご意見を掲載します.ご協力ありがとうございました。

「昔から小城のようかんのファンで本場に来れて幸せ」(鹿児島市・男性)

「アルバイト先にここのお菓子を買って帰ったら、とても評判がよかったです。」
福岡市・女性)

「どれもとてもおいしかったです。かぼちゃ味の水ようかんには驚きでしたがおいし
 かったです。」(長崎市・女性)

「いつも、丁寧な対応をしていただき、快良い気分になれます。あんぱんは息子の
好物で良く買います。」(福岡市・女性)

「子供達が神奈川、広島におりますが帰省した際に土産として持たせております。」
(牛津町・女性)

「祇園川すずしそうでめずらしい。めずらしい菓子ばかりで迷います。」
(白石町・山下様)
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★ 直営店での催し物の御案内
    8月 8・9日 佐賀駅北口店酒種あんぱん半額にて特別販売
    8月 30日   小城駅前店感謝祭

(佐賀駅北口店)
・ お一人様10個限りとさせて頂きます。
・ 一日に1000個程しか製造できないため、売り切れ時は、8月11日から31
日まで使えるあんぱん半額券を差し上げます。
・ 喫茶の「モーニングあんぱんセット」(コーヒーまたは、紅茶とあんぱん2個の
セット)は通常通りの300円で営業しておりますが、売り切れの際はご容赦
下さい。

(小城駅前店)   
・ ご案内の封筒または、ご招待券をお持ち頂いた方と、その場でお名前等を記
 入いただいた方に記念品贈呈
・ 自家製あんを使った「氷あずき」の無料サービス
・ 普段お出ししていない栗羊羹の特別無料ご試食
・ 季節の棹物「白坂」販売、生菓子「水まんじゅう」等販売
・ 1000円以上お買上げのお客様へ金券の進呈
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★各地催し物の御案内

「特製切り羊羹」、「とら焼き宗歓」、「丸ぼうろ」をお持ちする予定です。

・ 8月 14 日~8月19日 新宿伊勢丹
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★「特製切り羊羹」実演販売

外側がシャリシャリしていて中は柔らかい、生菓子感覚の羊羹である「特製切り
羊羹」の実演販売です。切りたての羊羹は普通の羊羹よりもみずみずしく独特の
味わいです。これは、予約注文の「流し箱羊羹」(2900円)でのみ味わえる感覚
ですので、ぜひお試しください。

・ 8月 20日~8月 26 日 小倉井筒屋 (北九州市)
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★ とらやき宗歓アンケート7月の当選者

直営店や東京、大阪での催し物でお買い上げいただいたお客様に差し上げている
アンケートはがきの当選結果です。今回も6月30日までにホームページでお買い
上げになられ、アンケートに答えられた方も対象とさせていただきました。
10名様に「とらやき宗歓」(500円相当分)をプレゼントをするとはがきには書いて
いるのですが、5名多い15名の方に6個入り700円相当分を送らせていただきます。
おめでとうございます。
渕上眞知子様(牛津町)   浦由佳様 (鹿児島県)
出田恵美子様(唐津市)   田優美様 (国分市)
内川玉枝様 (三養基郡)  保田聖子様(伊万里市)
神之門保子様(鹿児島市) 松本京子様 (福岡市)
杉島位江様 (福井県)   下スミ子様(白石町)
白根恵子様 (福岡市)   﨑幸恵様 (大和町)
川尻美帆様 (長崎市)  伊藤八重子様(福岡県)
岩戸千鶴様 (福岡市)
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★お願い

おかげさまで「村岡総本舗便り」は登録者数が1131名になりました。(5月27
日現在)また、店舗でお渡ししている「ダイジェスト版」のほうも5月は一万名以
上の方にお渡しができ、本当にありがたく存じます。一人でも多くの方に和菓子
のすばらしさを知っていただければと思っておりますので、和菓子にご興味があ
る方にはぜひ下記のアドレスをお知らせください。すぐに登録していただけます。
https://www.muraoka-sohonpo.co.jp/page-html/osusume.php3?no=mmag
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★福岡空港をお使いの皆様へ

「福岡空港では村岡総本舗の商品は置いてないのですか?」との質問がたまにご
ざいます。福岡空港では2階の岩田屋で「極上羊羹(1本2000円)・特製羊羹(1本
1000円)・小型小城羊羹(10本入り1000円)」がお買い求めになれます。
種類は 少ないのですが、「極上羊羹」は特に贈り物で喜ばれる商品ですので、お
買い忘れの際などにぜひお買い求めください。
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◆村岡総本舗だより◆
編集・構成:村岡総本舗企画室長 村岡由隆
提供・発行:(株)村岡総本舗https://www.muraoka-sohonpo.co.jp
本店・羊羹資料館 佐賀県小城町861 
        

        TEL 0952-37-3173(代)
        0120-35-8057
        FAX 0952-37-3191
●本誌に関する御意見・御感想・などのお問い合わせ先
        info@muraoka-sohonpo.co.jp
●当メールマガジンに掲載された記事を使用なさる場合は、メールにて一言お
  申し付けください。
●本誌のご解約は、「メールマガジン不要」と書いてinfo@muraoka-sohonpo.co.jpまでお
 送り頂くか、ホームページ(https://www.muraoka-sohonpo.co.jp)にて解約して頂きま
 すようお願い致します。

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