創業明治32年 (1899年) 小城羊羹初祖 村岡総本舗

村岡総本舗だより3月号210号

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◆村岡総本舗だより(パソコンEメール版)◆
2019年 3月号 No.210

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金花糖とシュガーロード長崎街道

平成31年2月に120年を迎えた村岡総本舗の歴史の中で原料としての砂糖、砂糖を貯蔵し
た砂糖蔵、砂糖蔵であった村岡総本舗羊羹資料館の存在は大なるものであります。

羊羹の三大原料、砂糖・豆・寒天のうち砂糖は江戸時代から明治期にかけて貴重な食料でありま
した。長崎出島には江戸期、一の蔵といわれた砂糖蔵をはじめ四つもの砂糖蔵がありました。幕末
肥前小城藩が購入した米国帆船大木丸は400トンもの大型船で上海から一度に佐賀藩全体の三
年分といわれる六十万斤(約3.6トン)の砂糖を運搬しました。

この時代の砂糖は船によって運搬され、干満の差が大きな有明海に面する佐賀県南部は河川に
よる砂糖の運搬がた易く行なわれたため、東西を走る長崎から小倉までの長崎街道周辺に砂糖菓
子の文化が花開きました。南蛮あるいは中国の影響が濃いとされる金花糖もこの地で数多く残さ
れ、今なお瓦型を含む、この地独特の道具を用いて製造されています。

平成31年2月21日より2月24日まで東京、浅草で開催された第一回全国金花糖博覧会で
は東京、新潟、石川等の金花糖に加えて佐賀県唐津市篠原三松堂の瓦型の鯛の金花糖が出品され多
くの人々の注目を集めました。村岡総本舗百周年の折の菓子祭でも展示された寿賀台の中にも鯛
の金花糖と有平糖の飴細工があり、全盛時の寿賀台は東海道新幹線車内誌ひととき2002年
8月号に芸術的なウェディングケーキであり伝統菓子文化の粋であることが紹介されました。
いずれ佐賀県内においても金花糖や寿賀台の博覧会が開催されることが期待されています。

砂糖は燃えやすく固まりやすい性質のため、砂糖蔵は高床式の防湿構造かつ周辺を煉瓦等で防
護する、防火構造となっていました。昭和16年8月に建設された村岡総本舗羊羹資料館の前身で
ある砂糖蔵はまさにその構造で建設され80年近い歴史を刻んできました。

今を去る60年前の昭和34年12月、砂糖蔵の2軒隣に火災が発生し、砂糖蔵南の村岡総本舗
本店に及ぶほどに火の勢いが強まりました。火元の両隣を含む3軒が全焼しましたが、防火構造の
砂糖蔵により本店への延焼は免れました。村岡総本舗二代目村岡安吉、三代目村岡安夫親子はワラ
屋根の本店を改築し瓦屋根として須賀神社前の祇園川河畔にふさわしいたたずまいを構築しまし
た。

昭和36年3月村岡総本舗本店は落成し、記念に小城出身の明治の三筆の一人中林梧竹による
「天開図画」の書が幸運を祈願して店内に掲げられました。

火災から本店を守った砂糖蔵は昭和59年3月31日村岡総本舗羊羹資料館となり、この3月
に三十五年を迎えます。平成9年には佐賀県内における単独初の国有形文化財に登録されました。
平成17年には隣の村岡総本舗本店とともに「22世紀にのこす佐賀県遺産」に認定され、羊羹の
ふるさと小城のランドマークとなっています。

中林梧竹は明治から大正にかけてふるさと小城に数多くの墨跡を残し往年の城下町、門前町小
城の門や鳥居にその名筆が示されています。肥前さが幕末維新博覧会で佐賀市中央にその像が設
置され、さらに同一像の除幕式が小城駅前に平成31年3月27日に予定されています。

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伝統製法の羊羹「小城羊羹・特製切り羊羹」をはじめ、「とら焼宗歓」「丸ぼうろ」を
お持ちする予定です。
百貨店での催し物の良い所は、弊店社員とお客様が対話を行いながら商品を選べること
だと思っております。
伝統製法の羊羹をはじめとする村岡総本舗の羊羹・和菓子をご覧頂き、購入頂ければ
幸いに存じます。

・2月27日~3月 4日  日本橋三越  (TEL 03-3241-3311)
・3月16日~3月26日  東武宇都宮  (TEL 028-636-2211)
・3月19日~3月24日  広島三越   (TEL 082-242-3111)
・3月20日~3月25日  天満屋倉敷  (TEL 086-426-2111)
・3月20日~3月26日  近鉄奈良   (TEL 0742-33-1111)

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提供・発行:(株)村岡総本舗 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
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