創業明治32年 (1899年) 小城羊羹初祖 村岡総本舗

村岡総本舗だより2019年2月号209号

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◆村岡総本舗だより(パソコンEメール版)◆
        2019年 2月号 No.209
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平成31年2月、村岡総本舗は明治32年創業以来120周年を迎えます。

 江戸時代 九州北西部肥前の地に位置する小城(おぎ)は鍋島支藩七万三千石の城下町で
あり、多くの社寺の集まる門前町でもありました。
 明治時代の近代化によって砂糖の流通や交通機関の発達が示され、羊羹業が小城の地を
中心として盛んになりました。

 明治三十二年二月村岡家は小城の地にあって、村岡クニ、安吉(幼名作一)親子は羊羹づ
くりを長崎の羊羹技術者陣内啄一から伝授されました。羊羹の製造販売に努力を重ね大正九
(1920)年には小城駅への納入を開始し、大正十一年には蒸気応用、電動機利用の近代
工場が完成しました。

 鉄道、軍隊への納入を中心とした第2次世界大戦前の村岡総本舗の羊羹づくりは昭和十
(1935)年アルミケースの現代製法によってさらに大量生産が可能となりました。

 戦後三代目村岡安夫は伝統製法の羊羹づくりに力を注ぎ、今では全国各地に見られなく
なった江戸中期に始まる煉羊羹の製法をさらに磨き上げ、他に類例が少ないとされる羊羹
づくりを続けています。

 伝統製法の粋である小城の朔(ついたち)羊羹、創業百年記念の小城櫻に続き創業百二
十周年を記念し最上別製小城羊羹を創製いたしました。

 原料として濃厚な小豆の味わいの備中産小豆を用いた伝統製法の切り羊羹の最上の品質を
追い求めた品であり、備中白小豆製の櫻羊羹と双璧をなす味わいを創り出しております。

 小豆のおいしさの最上を極める最上別製小城羊羹は伝統製法の切り羊羹の最高峰として
おすすめできる逸品です。

 櫻羊羹との詰合せがあり、御進物にもご利用いただけます。
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★最上別製 小城羊羹  400グラム  1,620円   賞味期限15日間
            詰合せ 2本詰 3,348円(税込)
                3本詰 4,968円(税込)
            販売  (1)本店、通信販売限定
                (2)各店は注文を受けお渡し

最上別製 小城羊羹(おぎようかん)

羊羹のふるさと小城に育くまれた村岡総本舗は百二十年以上の歴史を刻み、伝統製法
の煉羊羹を大切な伝統文化として伝えてきました。

煉羊羹の古い文献として田中信平書「卓子式(しっぽくしき)」があります。長崎の
卓袱料理(しっぽくりょうり)を記した十八世紀後半の料理書で、その中に最も古い
とされる煉羊羹の原料、製法の記録があり、村岡総本舗はこの長崎式の羊羹づくりを
受けついできました。
 
 京都、長崎、江戸の三都は煉羊羹の長い歴史を有しています。江戸の船橋屋織江が残
した「菓子話船橋」には煉羊羹の原料、製法、道具が記され、伝統製法の煉羊羹のあり
さまを知る貴重な資料となっています。
 
最上別製 小城羊羹の味の中心である小豆は濃厚な備中(岡山県)産小豆を用い、類例
の少ない製餡技術を駆使して、馥郁とした豊かなあじわいをつくりあげました。  

甘味の源泉である砂糖は小豆の苦味との調和をはかるべく、伝統製法の煉り加減によっ
て心地よいあじわいをつくり、村岡総本舗の小城羊羹ならではの風味を引き出していま
す。 

煉羊羹の三原料のひとつ、寒天の原型とされる角寒天ならではの舌ざわり、歯ざわりは
煉羊羹の醍醐味であり、併せて村岡総本舗の小城羊羹ならではの品格を表現しています。

できたてのみずみずしい豊潤なあじわいを第一として、時が経つほどに「薄氷のような
砂糖衣」「きんつば状の外皮と中のやわらかい触感」と三種の味をお楽しみいただける
伝統製法ならではの村岡総本舗の最上別製 小城羊羹の深いあじわいをお召し上がり
下さい。
  
                         店主敬白
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★直営店での催し物の御案内
●あんこ博覧会
 北海道産小豆使用の「こしあん」、「つぶあん」、北海道産青えんどう豆の「うぐいす
 あん」、北海道産大手亡豆(白いんげん豆)使用の「紅あん」の4種類の自慢の自家
 製あんを食べ比べできる「あんこ博覧会」を開催します。
 ぜひこの機会に自家製あんのおいしさをご堪能ください。

2月 9日(土) 唐津中央店あんこ博覧会 (午前8時~午後8時)
 ●四種類のあんの食べ比べ(あん試食券一枚で一種試食できます)
 ●創業1720年代の對山窯の有田焼コーヒーカップやマグネットが当たるくじを実施
 ●1300円以上お買い上げのお客様に小型小城羊羹2本詰進呈

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★東京に弊店社員が参ります。
伝統製法の羊羹「小城羊羹・特製切り羊羹」をはじめ、「とら焼宗歓」「丸ぼうろ」を
お持ちする予定です。
百貨店での催し物の良い所は、弊店社員とお客様が対話を行いながら商品を選べる所
だと思います。
伝統製法の羊羹をはじめとする村岡総本舗の羊羹・和菓子をご覧頂き、購入頂ければ
幸いです。

・1月30日~2月 4日  府中伊勢丹   (TEL 042-334-1111)
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★フェイスブックのご案内
季節限定の商品や、各地催し物のご案内を写真付きでご紹介しております。
「Google」にて「村岡総本舗 Facebook」で検索、又は下記をクリックの上、
ご覧頂ければ幸いです。
菓子情報のご紹介: https://www.facebook.com/muraokasouhonpo
福岡店の情報と村岡総本舗の歴史のご紹介:
https://www.facebook.com/村岡総本舗福岡店-240560095970657/timeline/
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★お知らせ 
  店頭配布版の「村岡総本舗だより」がPDFでご覧いただけるようになりました。
  写真も入っておりますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
   https://muraoka-sohonpo.co.jp/dayori
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★福岡空港をご利用の皆様へ
第一ターミナル、第二ターミナル2階の岩田屋で「小城羊羹(2本入1620円・
3本入2376円)・小型小城羊羹(5本入694円・8本入1084円・12本入1647円)」
(税込み価格)がお買い求めになれます。
販売店は下記を御参照ください
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★全国各地のお求め先はこちら
  店舗案内 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/shop/index.html
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◆村岡総本舗だより◆
提供・発行:(株)村岡総本舗 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
   本店・羊羹資料館 佐賀県小城市小城町861
  
    
  TEL 0952-37-3173(代)
    0120-35-8057
FAX 0952-37-3191
※本誌に関する御意見・御感想・お問い合わせなど
         info@muraoka-sohonpo.co.jp

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