創業明治32年 (1899年) 小城羊羹初祖 村岡総本舗

村岡総本舗だより6月号225号

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◆村岡総本舗だより(パソコンEメール版)◆

令和2年 6月号  No.225

オンライン茶会

新緑のさわやかな青葉の季節から蛍飛び交う初夏水無月6月となりました。

緊急事態宣言以降外出自粛が続くなかで「オンライン飲み会」に注目がなされています。

外で酒を飲む人は減少傾向でありましたが新型コロナの前から若い世代で開かれていた

オンライン飲み会に加えて蔵元主催のオンライン飲み会も出現、普段使わない酒器を使う

などして新しい文化が生まれているとの報道がなされ、新しい交流の場が生まれています。

酒器の新たな発見と同様、菓子器や茶器も異なる利用の道が見出せそうです。戦国時代

末期の千利休の「見たて」はまさにその道「茶道」につながったといえそうです。朝鮮

半島の職人の飯茶椀を「見たて」によって茶道の名器とした千利休のイノベーションは

日本文化の真髄といわれています。身近な食器を見立てによって菓子や茶の名器として

使用することもこの時代ならではの楽しみとなりそうです。

同時に今まで何げなく食していた菓子を改めて見直し茶会に役立てることも一興と思わ

れます。とりわけ長い歴史のうちに伝統菓子として日本各地に伝えられている銘菓を、そ

の地に思いをはせながら味わうことは心を豊かにする大切な力となりそうです。

器の「見立て」と同様に菓子の「見立て」も、おいしく楽しむための重要なステップ

です。菓子の見た目が重要視された時代は過ぎ、これからはあじわいの本質、「本場の

おいしさ」が求められます。

菓子の情報をつかみ、菓子の背景やつくり手の思い、生産地の風土や季節感を茶会に

おいて表現することも、これまでにない新しい試みとなることでしょう。

伝統菓子を茶会に用いる場合、若干の課題として菓子の大きさ、重量があります。伝統

菓子は江戸時代に起源があるもの、あるいは江戸時代に現在の姿となったものが多いため、

一日二食の間のおやつ菓子が多数を占めています。40匁(もんめ)=150グラムあっ

たおやつ菓子が原型のものも、今では30~50グラム前後となっていますが、それでも

まだ現代においては大きすぎる、重いと言われています。

このことも菓子の「見立て」で解決していきます。「大は小を兼ねる」のことば通り、

その二分の一あるいはそれ以下の大きさに分けて用いることが求められます。

形は崩れますが、その形を工夫して供することも茶会の楽しみとなりそうです。本物の

おいしさが伝わる伝統菓子には原料、製法をはじめとして様々な特長があり、この特長

を生かした茶会での工夫がオンライン茶会でも「趣き」の創造につながるといえましょう。

シュガーロードといわれる長崎街道周辺には茶の四大聖地があるとされてきました。

中国よりわが国に茶をもたらした栄西禅師ゆかりの背振山の茶畑、そこからもたらした

茶の木が成長した嬉野不動山の大茶樹、江戸期煎茶の祖とされ伊藤若冲はじめ多くの芸

術家に影響を及ぼした売茶翁ゆかりの佐賀蓮池の龍津寺、百年前有楽流茶道伝承のため

に建立された小城公園の茶筅塚は、いずれも肥前佐賀の茶文化の歴史が器や菓子等とと

もにこの 地に息づいていることを示しています。

オンライン茶会は家の中に眠っている茶にまつわる「お宝」を磨きながら、交流の輪

をつくり、さまざまな工夫を重ねながら新しい豊かな生活スタイルを築くすばらしい心

のゆりかごとなることが想定されます。

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