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◆村岡総本舗だより(パソコンEメール版)◆
令和7年 7月号 No.286
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新しい姿のナッツ羊羹(小凾)が登場します!!
カシューナッツと伝統製法の本煉羊羹の取り合せで昨年10月13日にテレビ番組「行列
のできる相談所」に紹介され全国的に話題となっているカシューナッツ羊羹の小凾「ナッツ
羊羹」がこの度新しい姿でお目見えしています。
伝統製法羊羹、いわゆる伝統製法の煉羊羹は約250年前の京都で始まったといわれてい
ます。文献では1771年の金沢、1784年の長崎に「ねりようかん」あるいは寒天を
用いた羊羹の記録があります。
126年前長崎の「ねりようかん」の製法を伝授された村岡総本舗は戦前にアルミケース
の現代製法の羊羹に取り組みながら、伝統製法の羊羹を大切にして、この技法を今に伝えて
きました。
30年前現在の小型小城羊羹の自動充填包装機が導入されました。羊羹充填から封緘、
ケースのフタ処理、シール、賞味期限表示まで一貫した自動処理の夢のような機械の出現
は、まさに画期的で、「ようかん革命」ともいえる新しい時代の到来でありました。
村岡総本舗ではその後中型の、いわゆる江戸時代からの棹物(さおもの)といわれた大き
さの羊羹の自動化に取り組み平成15(2003)年世界で初めて実現に至りました。
羊羹の熱の高さによりケース迄の一貫したシステムは叶わなかったものの、ダンボールの内
装部分までの自動化が達成されたのです。
今では大型の自動充填機に、中型、小型の機械が並んでアルミケースの現代製法の羊羹の
自動充填包装機のラインは安定して品質を保ちながら、現代製法ならではおいしさと日保ち
の良さを誇っています。
ナッツ羊羹の新しい充填機による伝統製法羊羹の製造方式も新しい「ようかん革命」と
いえそうです。
百年前、缶詰羊羹以外の煉(ねり)ようかんは、羊羹舟(ようかんぶね)に液状のようか
んを流し込み、固まった後に切り分ける切りようかんが主流であったとされています。
アルミケースの現代製法は缶詰羊羹と同様空気にふれないため、煉りを強めにし、ゼリー
強度の高い寒天を使用することで日もちを長くすることを可能としてきました。密封で水と
分離するリスクを抑える、この製法は従来の伝統製法より固くなり、舌ざわりにおいては
以前の伝統製法の煉ようかん、古来の蒸し羊羹には及ばないとの評価もなされています。
伝統製法羊羹が主流の小城羊羹は回りのガチガチ、いわゆるシャリが特徴とされますが、
百年前はこれが一般的な「ねりようかん」でした。そしてこのシャリの砂糖の甘味だけが
強調されて甘い羊羹のイメージがあるものの、真の「ねりようかん」のおいしさは内側に
ある「あん」の風味そしてあんと砂糖の甘味の「取り合せの妙」から生れているのです。
苦い豆(小豆、隠元豆〔いんげんまめ〕)と甘い砂糖の取り合せによる「古来親しまれる
うす味のおいしさ」こそが和食世界遺産と同様の、真の「おいしさ」であるといわれてい
ます。
この「おいしさ」にカシューナッツが加わりました。そして伝統製法の「ねりようかん」
がひとつひとつ小分けされる機械が加わり、多くの方々にこの「本物のおいしさ」が伝わる
ところとなりつつあります。
昔「三国一の花嫁」ということばがありました。欧米やアフリカを知らない時代には
日本・中国・インドを中心とした地域がすなわち「世界」であると思われていました。
ナッツ羊羹は中国に語源をもつ「ようかん」であり、インド産のカシューナッツを用い
る「ようかん」であり、日本で生れた「ようかん」であります。
「世界」の文物がここに集合した新しいあじわいの「ようかん」が広く多くの方々に
届けられることとなりました。
ナッツ羊羹の格別のおいしさを様々な飲物とともにお楽しみいただきますよう、ここに
ご案内申し上げます。
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- 花鳥図屏風和菓子詰合せ 三越・伊勢丹「九州国立博物館限定ギフト」のご案内
「花鳥図屏風」は大航海時代に日本の屏風絵にならい、マカオで描かれたビオンボ(屏風)。
東洋的な花鳥の中にイソップ物語など西洋のモチーフも描かれており、エキゾチックな味わい
が楽しめる作品です。
この「花鳥図屏風」の絵柄の缶の中に、夏らしい「水羊羹」「寒天涼菓・祇園川」と通年
で人気の「小型小城羊羹」を詰め合わせました。
「寒天涼菓・祇園川」は近年人気の食材を使用した「グリーンレモン」「ざくろ」、夏にぴった
りの「梅」といった「さっぱりとした味わい」が楽しめます。
水羊羹は寒天のほかに葛も入れ、「ほどよい煉り具合で、くちどけも良い」と好評です。
北海道産小豆を使用した「本煉」、「小倉」、白餡を桜色に染めた「紅煉」の三種が楽しめます。
「小型小城羊羹」は賞味期間が長く、携帯に便利と好評です。北海道産小豆、白いんげん豆を
使用した「本煉、小倉、抹茶、紅煉」の4種が楽しめます。
パッケージの桜柄は、弊店本店がございます小城町が300年以上前から桜の名所であること
に由来します。
ご注文はオンライン上の「三越・伊勢丹のお中元」で「村岡総本舗」を御検索されるか、
下記のサイトからお願い申し上げます。
涼菓や和菓子で楽しい夏をお過ごし頂けましたら幸いに存じます。
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★東京に弊店社員が参ります。
「行列のできる相談所」等、各種メディアでもご紹介頂き、まとめ買いのお客様も
増えている人気の「カシューナッツ羊羹」をはじめ、伝統製法の「小城羊羹・特製
切り羊羹」「とら焼宗歓」「丸ぼうろ」「シベリア」等を販売する予定です。
百貨店での催し物の良い点は、お客様と弊店社員が対話を行いながら商品を選べる点
にございます。
伝統製法の羊羹をはじめとする村岡総本舗の羊羹・和菓子をご覧頂き、ご購入頂けれ
ば幸いです。
・7月31日~8月 5日 東武百貨店池袋店「大九州展」(TEL 0570-086-102)
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- ぼる部屋「福岡美味しいもの図鑑」でご紹介いただきました。
6月17日に上記の本が宝島社より発売されました。KBC制作の人気女性芸人ぼる塾出演の
「ぼる部屋」という番組から出た本で、弊店も「その他九州・沖縄編」の佐賀県のページで
「小城羊羹・特製切り羊羹」「和栗の水羊羹」「丸シベリアショコラ(冬季限定)」が紹介され
ています。
スイーツ女王として知られる田辺さんのおじいさまは佐賀出身で、弊店の切り羊羹の抹茶
味をお土産にされていたようです。
小城羊羹・特製切り羊羹 https://muraoka-sohonpo.shop-pro.jp/?pid=102179118
和栗の水羊羹 https://muraoka-sohonpo.com/?pid=179436828
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★SNSのご紹介
インスタグラム、フェイスブック、X(旧ツイッター)では東京、大阪等のデパート
での「九州物産展」などの催し物のご紹介、十日小豆、季節の菓子のご紹介などを
行っております。
・インスタグラム https://www.instagram.com/?hl=ja
・フェイスブック https://www.facebook.com/muraokasouhonpo
・X(旧ツイッター)https://twitter.com/Muraokasohonpo
また、you tubeでは村岡総本舗羊羹資料館で放映している映像も日本語版、英語版で
ご覧いただけます。羊羹の歴史、伝統製法、現代製法の製造工程が学べます。
・日本語版 https://www.youtube.com/watch?v=5CS-Lb8Olyk&t=31s
・英語版 https://www.youtube.com/watch?v=IppsmKEE9vo&t=37s
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- 直売店・百貨店等での販売のご案内
佐賀県内の直売店と、全国の百貨店等で弊店商品のお取り扱いがございますお取引様を
下記のサイトよりご紹介しております。ご活用いただければ幸いに存じます。
https://muraoka-sohonpo.co.jp/tempo
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- 求人募集
弊店では「カシューナッツ羊羹」「シベリア」「小城羊羹・特製切り羊羹」「とら焼宗歓」「和栗
の水羊羹」など人気の商品が多く、繁忙なため、パート・正社員を問わず、従業員を募集して
おります。積極的にご応募いただければ幸いです。
ご興味のある方は下記 採用情報をご覧ください。
https://muraoka-sohonpo.co.jp/recruit
従業員の雰囲気は、工場、店舗の「先輩社員インタビュー」が「YouTube」で下記アドレス
よりご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=3amXMz7DtEM
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◆村岡総本舗だより◆
提供・発行:(株)村岡総本舗 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
本店・羊羹資料館 佐賀県小城市小城町861
TEL 0952-72-2131(代)
営業本部 TEL 0952-37-3173(代) FAX 0952-37-3191
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