創業明治32年 (1899年) 小城羊羹初祖 村岡総本舗

村岡総本舗だより3月号90号

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◆村岡総本舗だより◆
   2009年3月号 No.90
毎月一回発行の和菓子の情報誌です。一人でも多くの方に村岡総本舗の考えを
理解していただければ幸いです。
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 弥生3月の春の到来となりました。
今年は経済不況が言われとりわけ春の暖さが待望されるところとなっています。
 羊羹のふるさと小城は春の象徴である梅そして桜に恵まれ、それぞれに名所が
あり他にあまり見られない独特の自然をつくりあげてきました。
 梅の牛尾(うしのお)は古く霊場であった牛尾山に二万五千本が植えられ今日
では全山梅一色の景観が形成されました。源頼朝、義経、弁慶らの寄進も受けた
この霊場は修験場でもあり古くから信仰を集めてきました。戦国時代末期佐賀藩
祖鍋島直茂は牛尾館の千葉氏の養子となってこの地で五年を経ました。千葉氏の
家臣団を家来として戦った大友軍との今山の戦さでの大勝利はこの時の経験に由
来すると言われ、「日峯さん」として今なお佐賀の守り神である鍋島直茂の実力
はこの地にて育まれたとされています。
 村岡総本舗では牛尾の梅に由来する飴を三種製造しています。梅の味の赤い飴
は昭和三十年、村岡総本舗における菓子製造の嚆矢として始まりました。今日で
は寒冷な十二月から三月までの季節品として古来の有平糖の製法をかたくなに守
り作りつづけられています。
 牛尾の地名に因む棹菓子は季節の棹物として梅の実の採れる五月に梅の実を配
した羊羹と淡雪を組み合せて製造されます。小城市は牛に因む地名が多く、古代
よりの七福神の弁財天伝説がその元となっています。

今回も「村岡総本舗だより」の読者の特典といたしまして、「村岡総本舗だより」
の一枚目をプリントアウトして直売店にもって来ていただいた方に、100円前後の
商品を1個プレゼントします。「村岡総本舗だよりを持ってきました」と販売員
に渡していただきますよう、お願いいたします。

 期限は発行日~31日です(感謝祭の日は除く)。ささやかなプレゼントです
が、ぜひご活用ください。
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目次
・特集「流し箱羊羹『小城櫻』」
・「肥前の菓子 シュガーロード長崎街道を行く」のご案内
・「お客様の広場」
・今月の菓子
・最近取り上げていただいたテレビ、雑誌等
・直営店での催し物の御案内
・各地催し物の御案内
・「とらやき宗歓」アンケート2月の当選者発表
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★ 特集「流し箱羊羹『小城櫻』」

 村岡総本舗は平成二十一年二月創業百十年となりました。二月二十日には地元
テレビ局サガテレビにて記念放送百十年の歩みを放映しました。この番組は村岡
総本舗羊羹資料館の案内プログラムとして放映されますので、御来館の折または
店舗内の放送にてご覧いただきますようご案内いたします。
 今回の放送での新登場は「流し箱羊羹の製造」の紹介です。伝統製法の流し箱
羊羹は、百周年記念商品のうち最後に発売された二万一千円の羊羹「小城櫻」が
最高の品として知られています。「小城櫻」は桜吹雪を備中白小豆あんの紅煉羊
羹に丹波白小豆の粒あんを配して表現された、この上なくぜい沢な煉羊羹です。
百周年にあたり村岡安廣社長は最高の原料と最高の技術を用いて記念すべき羊羹
を企画しました。丹波と備中の白小豆、信州の角寒天、阿波の和三盆糖という日
本一あるいは世界一とも言われる原料を羊羹技術の最高峰といわれ、食生活文化
賞金賞、佐賀県知事表彰を受け佐賀マイスターの称号をもつ村岡総本舗小城工場
永野光教工場長の卓抜した技術が平成十年から十一年にかけてつくりあげた秀品
が「小城櫻」であったのです。
 今年羊羹づくり五十三年の永野工場長の羊羹づくりにかける意気ごみが羊羹を
超えたと言われる秀れた深い味わいの作品となりました。併せて柾目杉箱、桜の
葉の色をあらわした風呂敷の、自然と共生する日本人の感性を表現した包装が注
目され、今なお好評のうちに販売されています。

 櫻をテーマにした食の最高峰とされる「小城櫻」は御注文いただき4~5日後
にお届けさせていただきます。
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★「肥前の菓子 シュガーロード長崎街道を行く」のご案内

 弊店社長・村岡安廣の著作「肥前の菓子」が佐賀新聞より発売されております。
長崎街道は菓子の技術が伝わった道として、「シュガーロード」とも呼ばれてい
ます。著者は研究のため、年月をかけて佐賀、日本はもちろん、ポルトガル、ス
ペイン、韓国、中国、タイなど多くの国々を訪れています。ぜひご一読下さい。

 価格1,000円(税込)

佐賀県内の書店、村岡総本舗直売店で販売しております。
メールでのご注文も受け付けております。お名前、ご住所、お電話番号、冊数を
ご記入の上、下記までご連絡下さい。
(送料1冊210円、冊数により違ってきます。)

info@muraoka-sohonpo.co.jp
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★「お客様の広場」

 今回もホームページ上よりお買い上げいただいたお客様と、店頭でアンケート
に答えていただいたお客様のご意見を掲載いたします。     
                  
ありがたいご意見を数多くいただき、本当に感謝いたしております。
ご協力ありがとうございました。

「親戚や友達を資料館に案内してから売店で羊羹を買うのがいつも楽しみです。
 友人達もとても感激して帰っていきます。ありがとう」
 (佐賀市・女性)

「駅近く交通のアクセスが便利なのでビックリ。絶対おすすめのおいしいあん
 ぱんは2種類もあるのです。」
 (宗像市・木下様)

「店全体の感じと従業員さんの応待が非常に良く、また来たいと思います。遠方
 の知人への土産に羊羹は使います。」
 (松浦市・石田様)
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★今月の菓子

●「岡の花」(季節の棹物)
 “桜の名所百選”の小城公園の「桜岡」をイメージして作られました。羊羹作り
  同様に研究を重ね、やわらかな味わいに仕上げました。
・定価1365円 (通信販売不可) ・賞味期限 7日間 
・販売期間 3月
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/category/003_okanohana.html)

●「櫻羊羹」
  櫻羊羹の名は羊羹のふるさと小城が三百年の昔より桜の名所であったことから
  名付けられました。白小豆のみを使った繊細で上品な味わいは菓子愛好家の方々
  からも支持されています。  
・定価1365円 (通信販売可) ・賞味期限 15日間・販売期間 通年
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/sakura_yokan.html)

●「おぎおんさん」
  江戸時代の肥前第一の神社であった祇園社(須賀神社)は「おぎおんさん」の
  呼び名で親しまれており、同様に馴染み深い小城公園の桜をイメージし創製した
  羊羹です。ハートの形にも見えるところからホワイトデーにもご利用いいただい
  ております。
  ・定価 五個入 630円 十個入 1050円(通信販売可)・賞味期限90日間
  ・販売期間1月~7月 
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/ogionsan.html)

●「菜の花」(上生菓子)
  春の代表的な風物詩の一つである菜の花をきんとんで表現しました。小豆の粒
  あんと白いんげん豆から作られるきんとんのハーモニーをお楽しみ下さい。 
・定価231円 (通信販売不可) ・賞味期限 当日限り
・販売期間 3月

●小城の朔羊羹
 年に6回限り生産する和三盆糖、備中産赤大豆を使用し最高品質の本練り
羊羹です。三月一日出荷予定のものが若干ございます。ぜひお問い合わ
 せ下さい。
  ・価格 10500円(通信販売可)・賞味期間 20日間
  ・販売期間4、7、8、12、1、3月の1日のみ
※ただし、十五箱以上のご注文いただければ製造が可能ですので、ご相談
ください。
(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/product/tsuitachi.html)

 商品のご注文、お問い合わせは下記の方までお願いいたします。
 また、これらの商品がない店舗も一部ございますのでご了承ください。

ホームページ http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
mail info@muraoka-sohonpo.co.jp
フリーダイアル 0120-35-8057(午前8時~午後8時)
FAX  0952-37-3191
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★ 最近取り上げていただいたテレビ、雑誌等

・NHKラジオ第一放送番組『ここはふるさと旅するラジオ』全国生中継が二月
 三日、小城市の牛津赤レンガ館でおこなわれ、永野光教工場長が出演、小城羊羹
 の特長や羊羹づくりについて語りました。

・サガテレビ番組『かちかちワイド』二月四日放送に、村岡総本舗の『蒸し羊羹』が
 登場、季節の棹物や小城櫻・おぎおんさん・極上羊羹等が紹介されました。

・向笠千恵子氏著『一食一会』に“日本一たくさん羊羹を食べる佐賀の羊羹長者”と
 して村岡総本舗と村岡安廣社長が紹介されました。
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★直営店での催し物の御案内

とら焼宗歓四個付キャンペーン日程
・3月 1日(日) 鳥栖店  (午前8時~午後8時)
・3月 7日(土)  唐津店  (午前9時~午後7時30分))
          唐津中央店(午前8時~午後8時)
・3月14日(土)  本店 (午前8時~午後8時)
          小城中央店(午前8時~午後8時)
          小城駅前店(午前9時~午後6時)
・3月21日(土)  多久店・白石店(午前8時~午後8時)
・3月28日(土) 福岡店(午前10時~午後7時)
   ・「とら焼宗歓4個付けキャンペーン」では店内商品1,050円以上お買い上げの
    お客様に『とら焼宗歓』四個無料進呈
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★ 「特製切り羊羹」実演販売

外側がシャリシャリしていて中は柔らかい、生菓子感覚の羊羹である「特製切り
羊羹」の実演販売です。切りたての羊羹は普通の羊羹よりもみずみずしく独特の
味わいです。これは、予約注文の「流し箱羊羹」(3885円)でのみ味わえる感覚
ですので、ぜひお試しください。

・3月19日~3月25日 トキハわさだ店(TEL 097-586-1111)
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★ 各地催し物の御案内

「特製切り羊羹」、「とら焼き宗歓」、「丸ぼうろ」、「極上羊羹 心・愛・和」
をお持ちする予定です。

・3月 3日~3月 9日 黒崎井筒屋 (TEL 093-643-5205)
・3月 5日~3月11日 近鉄上本町店(TEL 06-6775-1111)
・3月18日~3月23日 名古屋高島屋(TEL 052-566-8560)
・3月18日~3月23日 横浜高島屋 (TEL 045-311-5111)
・3月20日~3月25日 近鉄阿倍野店(TEL 06-6624-1111)
・3月25日~3月30日 下関大丸  (TEL 0832-32-1111)
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★とらやき宗歓アンケート2月の当選者

直営店や東京、大阪での催し物でお買い上げいただいたお客様に差し上げている
アンケートはがきの当選結果です。ホームページでお買い上げになられ、アン
ケートに答えられた方も対象とさせていただきました。
「とらやき宗歓」(1,113円相当分)を10名様にプレゼントさせていただきます。
おめでとうございます。

金子元昭様(舘林市) 別府 治様(岡山市)
元村晴美様(小城市) 河村光子様(佐賀市)
青山光子様(福津市) 真鍋 博様(北九州市)
石山澄子様(熊本市) 鈴木弘美様(佐賀市)
木下陽子様(宗像市) 石田博之様(松浦市)
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★ お願い

おかげさまで「村岡総本舗便り」は登録者数が約2000名となりました。
また、店舗でお渡ししている「ダイジェスト版」のほうも2月は約12000名の方に
お渡しができ、本当にありがたく存じます。一人でも多くの方に和菓子のすばら
しさを知っていただければと思っておりますので、和菓子にご興味がある方には
ぜひ下記のアドレスをお知らせください。

すぐにご登録いただけます。
 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp/mailmagazine.html 
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★福岡空港をお使いの皆様へ

博多大丸エアポートショップで「特製羊羹(1本 1260円)」(価格税込みです)が
お買い求めになれます。

販売店は下記を御参照ください

博多大丸エアポートショップ
(http://fukuoka.e-machi.ne.jp/109389/)
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◆村岡総本舗だより◆

提供・発行:(株)村岡総本舗 http://www.muraoka-sohonpo.co.jp
本店・羊羹資料館 佐賀県小城町861 
     

     TEL 0952-37-3173(代)
     0120-35-8057
     FAX 0952-37-3191

※本誌に関する御意見・御感想・などのお問い合わせ先
     info@muraoka-sohonpo.co.jp
※当メールマガジンに掲載された記事を使用なさる場合は、メールにて一言お
 申し付けください。
※本誌のご解約は、「メールマガジン不要」と書いてinfo@muraoka-sohonpo.co.jpまで
 お送り頂くか、ホームページ(http://www.muraoka-sohonpo.co.jp)にて解約
 して頂きますようお願い致します。

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